アルミナ基板の微細なパターンにもハンダ付けできます

 

何かのご縁によりこの業界に籍を置かせていただき30年が経った。ありがたいことである。

ここまでやってこられた理由はいくつもあるが、その内の一つに指先が器用なことがあると思う。

この指先の器用さは、間違いなく親父のDNAを受け継いだものだ。

 

そこで、まずはじめに親父の作品を紹介させていただきたい(笑

 

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【作品1】

鮎釣り用のタモ網

柄の部分から左右対称に枝が生えている木を家の山から取ってきて手作りしたものです。

輪の先で枝をつなぎ合わせている以外は、つなぎ目のない一体加工です。

 

 

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【作品2】

鮎釣り用の引き舟

家の周りに生えている竹を使って手作りしたものです。

下の写真の楕円形のフタの部分以外は一体加工です。

鮎を入れるスリットの部分が本体内側に入り込んでいますが、どのように加工しているかわかりますか?

 

 

 

 

見ていただきありがとうございました。

 

さて、私である。

なぜ、この業界で指先が器用なことが役に立ってきたのか。

まず、電子機器の組み立てはハンダ付けが基本である。民生向けの量産品は自動実装機を使用するが、

高周波の通信機器では、まだ手ハンダ付けが必要な部分が残っている。

RFデバイスの組立にはセミオートのワイヤーボンダーを使用するし、RFアンプの調整は小さな銅箔を切ったり貼ったりしたりする。

そういった細かな作業では、指先が器用でないと仕上がりや信頼性に問題が出てしまう。

 

そこで、今回はハンダ付けの一例を紹介したい。

無題

 

ハンダ付けをしたことがある人ならば、難易度はお判りになるかと思う。

熱伝導のよいアルミナ基板のパターンにハンダ付けするのは極めて困難であるし、普通はこんな細い線をハンダ付けしない。

このデバイスメーカも金ワイヤーもしくは金リボンでの接続を推奨している。

(あくまでも技量の紹介なので、マネはされませぬよう)

 

一見無駄な技量に思われるかもしれないが、この親父から受け継いだ指先の器用さがあったからこそ、

私がこの業界でやってこられたという事に間違いはない。

 

技術部 サカ

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