3Hって何?

安全衛生委員会

安全衛生委員会
「安全衛生委員会」とは、労働安全衛生法17条~19条により一定の基準に該当する事業所では、衛生委員会と安全委員会(又は、両方の委員会を統合した安全衛生委員会)の設置が定められ、さらに労働安全衛生法11条~13条により安全管理者、衛生管理者及び産業医の選任をすることが定められています。
安全衛生委員会の目的としては、職場における労働者の安全と健康を確保することと、快適な職場環境の形成を促進することにあります。

1)安全委員会/衛生委員会(安全衛生委員会)
2)委員会の構成
3)テクダイヤの安全衛生活動
4)テクダイヤの議題スケジュール

1)安全委員会/衛生委員会(安全衛生委員会)

安全委員会・衛生委員会は、下記のルールにのっとって、設置することが義務付けられています。

 

*安全委員会の設置要件

常時使用する労働者が50人以上の事業所で、林業・鉱業・建設業・製造業の一部業種

(木材・木製品製造業。化学工業、鉄鋼業、金属製品製造業、輸送用機械器具製造業)、

運送業の一部業種(道路貨物運送業、港湾運送業)、自動車整備業、機械修理業、

清掃業の業種に当てはまる場合。

 

*衛生委員会の設置要件

常時使用する労働者が50人以上の事業所(全業種)。

 

*安全衛生委員会

安全委員会及び衛生委員会の両方を設けなければならないときは、

それぞれの委員会の設置に代えて、安全衛生委員会を設置することができる。

 

安全衛生委員会は、月1回以上業務時間内に開催することが義務付けられており、

重要事項を記載した議事録を作成の上、3年間の保管が義務付けられています。

 

昨今、ブラック企業という言葉が氾濫しているように、

大手企業による長時間労働の問題が大きくクローズアップされ、

毎日のようにニュース等で耳にする機会が増えてきております。

また、長時間労働に限らず、我が国においては諸外国に比べ有給休暇の取得率の低さや、

メンタルヘルス、パワハラ及びセクハラ問題もとりあげられる機会が増え、

政府が進める「働き方改革」が大きく注目を集める中、

テクダイヤでも、ここ数年前から「安全衛生委員会」を中心に

職場の環境改善及びワーク・ライフ・バランス活動の推進を活発に行っております。

2)委員会の構成

委員のメンバーは、やはり労働安全衛生法の19条の2項~4項に基づき、委員の選定をしています。

安全衛生委員会は、労使が協力して衛生問題を協議する必要があるため、

労使各々が議長を除き半数ずつの委員を指名します。

また、労働側の委員は、過半数を占める労働組合か、労働組合がない場合が、

労働者の過半数を代表するものの推薦に基づき、指名されます。

 

委員のメンバーには

  •  総括安全衛生管理者または当該事業所において事業の実施を総括するもの。もしくは、これに準ずるもの。(1名)

  •  衛生管理者(第一種、二種問わず) : テクダイヤでは、事業内容において有害作業を行っているため第一種衛生管理者を設置し行政への届出を行っています。

  •  安全管理者

  •  産業医

  •  当該事業所の労働者で衛生に関し経験を有するものが必ず含まれなければなりません。


安全衛生

図のように、最も少人数で構成する場合は、議長・事業者側3名・動労者側3名の7名で構成されます。

3)テクダイヤの安全衛生活動

テクダイヤでは、安全衛生委員会を中心に、KYT活動(危険予知トレーニング)や

5S活動による職場の安全・環境改善をはじめ、残業時間の抑制活動、

有給休暇取得推進活動、MIRRORのアンケート調査に基づいた職場環境の改善活動の他、

安全衛生教育、パワハラ・セクハラ防止教育及びメンタルヘルス対策教育などの各種教育を行い、

日頃より、社員がより良い環境で働けるよう、また、充実したワーク・ライフ・バランスを保てるよう

心がけて活動しております。

 

テクダイヤの安全衛生活動の例はこちらをご覧ください。

 

また、テクダイヤでは厚生労働省の安全衛生優良企業公表制度に基づき、

安全衛生優良企業認定のための申請を行う準備も、行っております。
「安全衛生優良企業認定」

安全衛生優良企業とは、労働者の安全や健康を確保するための対策に積極的に取り組み、高い安全衛生水準を維持・改善しているとして、厚生労働省から認定を受けた企業のことです。

この認定を受けるためには、過去3年間、労働安全衛生関連の重大な法違反がないなどの基本事項に加え、労働者の健康保持増進対策、メンタルヘルス対策、過重労働防止対策、安全管理など、幅広い分野で積極的な取り組みを行っていることが求められます。

4)テクダイヤの議題スケジュール

すけ

テクダイヤの4・5月の議題スケジュールは、上記でした。

4月は新しい仲間が加わることから、安全衛生教育をしたり、社員の健康診断計画や、

残業時間の集計・確認、昨年度の有給休暇取得率の計算をしたりと、

安全衛生委員会も、忙しい季節となります。

 

このように、社員がたった一度の人生で、多くの時間を費やす職場という環境において、

悔いのない時間を過ごせるように、より安全・より健康でかつより良い職場環境で働けるよう、

年間計画をしっかり作成し、積極的に活動を行い、さらなる改善を進めていきます。

 

 

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