あなたにもできる??廃材から工具作ってお金をかけずにダイヤモンドのブリリアントカット(58面体)に挑戦してみた。⑤ ――最終回

ここまで全5回にわたって投稿続けてきたブリリアントカットの挑戦。

ついに・・・涙の最終回。

 

 

図1

 

 

いよいよ最終段階、ブリリアンカット下部の研磨です。

角度調整・シータ調整に注意し、最後の16面の研磨を行います。

 

 

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注意① 角度

洋物書籍によると43°~44°が目安の様子、43°に設定し様子を見ることにしました。

上図の赤色三角形2つが左右対称に揃うように研磨すること。

 

注意② 長さ

aとbの長さを3:1の比率で研磨すること。

 

 

図3

(まずは1面を研磨)

 

 

図4

(次に2面を研磨)

 

 

左右のバランスはOK!ですが、aとbの長さが約1:1の距離になってしまったので、

角度を43°から少しづつ上げて研磨します。結果、44°で3:1の距離にすることに成功。

このたった1°変えて研磨する作業だけで一苦労…2時間以上無心状態。

いやっ、無心通り越して気絶の一歩手前…もう…ほんっとうにしんどかった…

 

 

図5

この後も緊張で震える手を抑えておそるおそる研磨を進め、

やっとの思いで2面が完成。

 

 

図6

(今ここ)

 
 
 

ふ~~~。

 

 

 

ここまでくるのに数時間飲まず食わず…まばたきもしてない(多分)。

あと14面もあるのか、、と、少し気が遠くなりつつ、

気合を入れ直し、慎重に研磨を重ね・・・

 

 

 

 

キタ——(゚)——!!

遂に16面の研磨が完成!!

 

 

 

 

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(クラウン上面から撮影)

 
 

やっと・・・本当にやっと出来上がりました!

ブリリアントカット!!!

しかも使用した工具は全て廃材からのお手製!

「お金をかけない」というイバラの道も乗り越えたよ!!

 

 

 

 

 

感無量

 

 

 

 

1ヶ月半毎日見てきたダイヤモンドはまるで我が子のよう、、

今まで見てきたダイヤの中で1番輝いてるなあ、、(涙)

目に入れても痛くない。…いやっ…それは痛いな。

 

 

よしっ、後は・・・ハート&キューピットが見えるかどうか。

早速確認。

 

 

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おや?なんだーこれは。

(((( ;゚Д゚)))(((( ;゚Д゚)))

 

 

 

 

 

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ハート&キューピットのイメージはこちら。

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(note;https://www.kaihikon.com/note/diamond-shiraishi201610

 
 
 
 
 

全然違う、何故。

((((((( ;゚Д゚)))))))

 

 

 

 

 

 

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顕微鏡で見ると、ハートはそれっぽく見える時がありましたが、
キューピットは全然見えないのでした、、(涙)

 

 

 

え

 
 
 
 
 

無念

 

 

 

 

 

ええ
師匠とともに研磨結果の振り返り、3点の課題が見つかりました。

 

 

《反省と課題》

①φ5mmダイヤ用の専用スコープがないと見えない。

②研磨する順序が違っていた。

パビリオン粗 ⇒ クラウン粗 ⇒ パビリオン仕上 ⇒ クラウン仕上の

4工程に分けて上下のシータ角度の調整研磨が必要だった。

③ハート&キューピッドは研磨しながら形状確認が必要。

④極小ダイヤ用の専用スコープを作るまたは見つけ出すこと。

⑤精度良く研磨するためのクランプ方法を見つけ新規治具作を行うこと。

 
 
 
 

(溜息)

 

 

 

 

dd

足取り重く社長室に報告へ。

 

 

 

社長 「え、ハートみれないのおおおおおお?!!」

社員 「(汗)」

 

 

社長 「でも頑張りました。お疲れさま(にっこり)」

 

 
 

え、鬼社長が優しいゾ。

 

 

 

 

社長 「次回もっと小さなダイヤモンドで挑戦だな!」

社員 「(汗)(汗)(汗)(汗)」

 

 

 

wwwwwwwwwwwwwwwww

 

 

 

やっぱり鬼社長なのでした。(笑)

 

 

 

ですが!!!!!!!!

今回、形、シンメトリーはカンペキでした。

師匠曰く、初めてにしては本当に上出来とのこと!

 

 

最後に、今回実際に加工を行った社員に感想をインタビュー。

 

今回、ブリリアンカットに挑戦し、ハート&キューピットを確認出来なかったのが

本当に悔しいです。シンメトリーを完璧に研磨出来たので期待していた分だけ、

凹みました。皆さんにお見せできずにすみません。

 

今回一番苦労したのは、硬い面の削れる方向を探すこと、

削り量を微調整している時の忍耐力。1面削り過ぎてしまうと、

その面を基準に再研磨を始めなくてはならないので、

研磨時間も2倍以上かかってしまいます…今回の挑戦を通じ、

超級職人並みの根気強さと集中力が鍛えられたと思います。

 

「ものづくりは前段取りで7、8割は決まる。」

 

それはダイヤモンド加工も、精密機械加工でも同じこと。(師匠の教え)

ゴールイメージをしっかり持って事前準備に取り組めば実現に近づくことができます。

改めて準備の大切さを強く感じました。

 

そしてやっぱりものづくりは楽しい!!

だからものづくりはやめられない!

また頑張ります!!!

 
 
 

(拍手)

 

 

 

最後に、広報の私から。

 

婚約指輪はこのダイヤがいいな~。

極小ダイヤだけど。(笑)

 

 

「加工技術で産業界の常識を覆す」がモットーのテクダイヤ。

そんなテクダイヤの技術、社員の魅力を私は一人でも多くの人伝えていきたいです。

このブログをみて、テクダイヤに興味を持ってくださった方、

どんなお問い合わせでも構いません。ぜひご連絡ください!

 

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さあ、次なる目標達成に向け、ドS社長とドM社員のバトルは続く…

早速、次回挑戦企画を考案中…んーハンドスピナーとか??お楽しみに!

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