はちみつとカスタードクリーム、どちらの粘度が高いのか?

こんにちは、技術部のたまごです。

 

突然ですが、皆さん液体の粘度について、どのくらい意識したことがありますか?

イメージとしては、ねばねばしているものは粘度が高い、水みたいにサラサラのものは粘度が低い…そんなところだと思います。

 

私は今まで粘度が重要な実験や研究をしたことが無かったのですが、最近、仕事の中であらためて粘度に触れる機会があり、疑問に思ったことがありました。

 

それは、実験の中でどろどろとした液体を何種類かスパチュラ(スプーンみたいなもの)で測りとろうとしたときでした。

1種類目は、はちみつみたいな液体で、掬おうと思ってかき混ぜると重く、持ち上げるとスパチュラからトロトロと液体が流れ出ていくようなもの。

2種類目は、重めのカスタードクリームみたいな液体で、かき混ぜるときは重いのですが、持ち上げるとツノが立ったままスッと切れるようなもの。

 

では、この2つ、どちらが「粘度が高い」といえるのでしょうか?

まったく異なる2種類の液体に見えますが、中に含まれている粉末成分の量と液体成分の量の比は、どちらもほぼ同じです。(もちろん種類は違いますが)

 

はちみつのほうがどろどろしているし、粘度が高い?

カスタードクリームの方がボソボソしているし、粘度が高い?

 

でも、カスタードクリームに液体を足してもはちみつみたいにはならないし、逆にはちみつから水分を飛ばしてもカスタードクリームみたいにはならない。

 

う~~~~ん?粘度とは?

と思っていたところに、先輩社員さんからの一言。

「それはチキソ性が違うから、粘度が変化するんだよ」

 

チキソ性…?大学でやったような、やってないような…?(曖昧な記憶)

ということで調べてみました。

 

どうやら、

与える力によって粘度が変わらないもの=ニュートン流体=はちみつなど

与える力によって粘度が変わるもの=非ニュートン流体=カスタードクリームやバターなど

らしいということが判明。(このへんは高校や大学でやった気がする…?)

 

さらに、混ぜたり力を加えたりすることで粘度が下がる現象をチキソトロピーといい、例えばペンキのように、かき混ぜると塗りやすいけれど、「塗る」という力を加えなくなった瞬間に粘度が上がり垂れにくくなる…という液体を“チキソ性が強い”と表現するようです。

つまり、カスタードクリームはどちらかというとチキソ性が強く、力を与えていないところは粘度が高い(持ち上げるとツノが立つ)ということになるようです。

 

ということで、結局はちみつとホイップクリームの粘度の比較をするためには、「かきまぜる力はいくつか?」「かき混ぜてからの時間はどのくらいか?」を定義しないことには、比較できないということが分かりました。

 

残念ながら、私の仕事ははちみつ作りでもカスタードクリーム作りでもないので、職場ではこれ以上研究できませんが、身近なものでも知らない特性がまだまだ沢山あるなあと思った出来事でした。

いつか粘度をはかってみるのも面白いかも…。

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