あなたにもできるかも??廃材集めてダイヤモンドのブリリアントカット(58面体)に挑戦してみた。―――エピソード0
世の女性の憧れ「ダイヤモンド」。
テクダイヤの社名は紛れもなく「ダイヤモンド」が由来です。
創業時ダイヤモンドの原石を扱うダイヤモンド商社からはじまったテクダイヤ。
現在宝飾ダイヤは一切扱っていませんが、創業以来培ってきた研磨加工やノウハウで
ダイヤモンド工具をはじめとした、ダイヤモンド応用製品⁽¹⁾を製造しています。
さて、ダイヤはダイヤでも宝飾ダイヤを一切扱わないテクダイヤが、
専用の機械も工具もいない中何故ブリリアントカット⁽²⁾に挑戦するのか…
それは、テクダイヤが加工業だから。
加工のプロが集うテクダイヤなら、ブリリアントカットだってできるはず!
…今回なんと、専用工具使わずに会社からでた廃材でブリリアントカット完成させます。
さらにダイヤモンドも、小さくなればなるほど研磨が難しくなるので
(その分ダイヤ自体の価格は安くなってしまいますが…)
あえてテクダイヤ流!極めて小さなダイヤをわざと選定します。
まずはダイヤのスペシャリストを集い企画会議。
今回師匠(左)の教えを受けた弟子(左2番目)が挑戦します!!
加工するダイヤモンドを顕微鏡で確認。
・・・え。
想像以上に小さい。
そのサイズなんと1.5mm。米粒の半分弱。
テクダイヤが製品に使用するダイヤモンドは、
25粒~30粒で1カラットになるような小さなサイズ。
大きさも形も不揃いな状態で購入します。
さて、そんなダイヤモンドを58面体に加工していきます。
ブリリアンカットで着目すべき点は、
「ポリッシュ(研磨の状態)」と「シンメトリー(対象性)」。
左右対称にカットされたダイヤモンドを専用のスコープで覗くと、
8つのハートと8つの矢(ハート&キューピッド)が見えるそう。
(note;https://www.kaihikon.com/note/diamond-shiraishi201610)
より輝きの優れているダイヤにだけ浮かぶハート&キューピッド。
ぜひ見たいですね!!!それではスタートです!!!
「廃材集めてダイヤモンドのブリリアントカット(58面体)に挑戦してみた。」
まずは廃材集めて工具作りから。
早速苦戦している様子…
これから加工の様子を広報の南谷が技術ブログに連載で報告していきます。
お楽しみに!!!!
次回▶▶
あなたにもできるかも??廃材集めてダイヤモンドのブリリアントカット(58面体)に挑戦してみた。① ―――ブルーティング編
用語集
テクダイヤではスクライブツールをはじめとする、ダイヤモンド応用技術を用いた製品を製造しています。卓越した研磨加工技術を持ち、カスタムメイドを実現します。
http://www.tecdia.com/jp/products/diamond/
(2)Brilliant
ブリリアントカットは、ダイヤモンドなどの研磨方式であるラウンドブリリアント・カットや、マーキーズ・ブリリアントカットなどの総称。ダイヤモンドの反射・屈折率といった光学的特性を数学的に考慮して最も美しく輝く型を理論的に見いだし、各切子面(ファセット)の形状や角度を算出した。別名、アイデアルカット。いくつかの種類があるが、すべて58面体(下面の面取り(キューレット)をしない場合は57面体)で、上部から進入した光が全て内部で全反射して上部から放たれ、ダイヤモンドの輝きをきわだたせるように設計されている。最も有名なのは、丸形のラウンド・ブリリアンカット。