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あなたにもできるかも??廃材集めてダイヤモンドのブリリアントカットに(58面体)に挑戦してみた。② ―――4面ブロッキング・テーブル研磨・スターファセット研磨編

あなたにもできるかも??廃材集めてダイヤモンドのブリリアントカットに(58面体)に挑戦してみた。② ―――4面ブロッキング・テーブル研磨・スターファセット研磨編

 

(前回)あなたにもできるかも??

廃材集めてダイヤモンドのブリリアントカット(58面体)に

挑戦してみた。①――ブルーティング編

 

社長からの指令を受け、お金をかけない&極小ダイヤのブリリアントカットに挑戦中のテクダイヤ。

前回はガードル研磨まで完成しました。

 

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(画像;http://www.nihongo.com/aaa/diamond/d2kantei/d22shap.htm

 

今回は前回に続きクラウン形状の研磨に挑戦します!

 

ダイヤ

 

クラウン形状とはガードルより上側にあたる部分で

外観に大きく影響を与える部分であると言われています。

ここでのポイントはいかに均等な大きさで研磨できるか!!

まずはダイヤを固定するための治具が必要です。

今回も廃材から部材を集め、お手製冶具を製作。(下図5種の部品)

 

冶具

 

組み立てた冶具にダイヤを固定。

ダイヤを傷つけなよう、慎重に慎重に調節しお手製冶具に固定。

 

お

 

さあ、いよいよ挑戦!

まずはべゼルファセットと呼ばれるこちらの面から。

 

jk

 

下図、原石の状態から研磨を開始します。

 

k

 

j

 

べゼルファセッとの角度は34.5°

ダイヤモンドには研磨しやすい面(110面)と、硬くて削れない面(111面)が存在します。

研磨の押しつけ加減と、研磨時間に十分に注意しながら作業を行います。

慎重に、慎重に。削っては確認しを何度も繰り返し、ダイヤの中心を起点に8面均一に研磨。

 

なんとか4面ブロッキングの完成です。(下図)

もうキラキラ輝いていますね。さすがダイヤモンドっ!!

 

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ここでの研磨は、ダイヤを押し当てる感覚でと時間の感覚だけでの作業のため、

顕微鏡を定期的に覗きながら、研磨状況を確認します。

最後の仕上げは研磨しすぎないようにビクビクしながらの作業でした。(苦笑)

 

あーーーこわかった。第一段階クリア。

続いてテーブル研磨に入ります。

 

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53

 

Φ1.5の53%の面積(0.795㎜)で上面を平らに研磨する作業です。

こちらも削りやすい方向を探して、慎重に研磨。

 

jb

 

無事にテーブル完成。

続いてスターファセット研磨に挑戦。

 

図1

 

下図赤丸の三角形を二等辺三角形になるように微調整していきます。

左右の二等辺三角形と同じ大きさになるよう3箇所を恐る恐る研磨。

 

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左右は研磨しやすい111面。真ん中は硬くて削れにくい111面。

面を勘違いして力を入れ間違えると一気に削りすぎるため、

ひとつひとつの面を確認しながら調整します。

 

結果はいかに!!!!

 

次回はスターファセット研磨、アッパーガードルファセッと研磨工程の続きです。

クラウン形状まで進む予定。

 

今回もダイヤを壊すことなく、無事ミッション完了。

テクダイヤの挑戦魂(実はM性?)が開花しつつあります。

 

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(笑)

 

最後はキレイなブリリアントカットとそこにできるハート&キューピットを

ぜひとも皆さまにお見せしたいです。

 

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…さもないと(鬼)社長のドSがまた炸裂します…(笑)(笑)

次回もお楽しみに!

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