超高誘電率セラミックコンデンサの商標名です。(Reg.No.3,203,896)
2004年の販売開始以来、常にSLC業界のトップを走り続けるテクダイヤの
主力商品のひとつです。
1)超高誘電率セラミックコンデンサ、ALTASの特徴
2)超高誘電率セラミックコンデンサ、ALTASの仕様
3)ALTAS®の名前の由来
4)ALTASMANとは
1)超高誘電率セラミックコンデンサ、ALTASの特徴
超高誘電率セラミックコンデンサ、ALTASとは高周波特性に優れた単板構造で、
誘電率=16,000 / 30,000 / 50,000 の高誘電体セラミックを使用しています。
さらに極小サイズで高い静電容量を実現し、優れた温度特性、
高耐圧・高信頼性を持ち合わせています。
また、テクダイヤのALTASならではの多連結品、抵抗付き品もラインアップし
カスタム対応可能となっています。
2)超高誘電率セラミックコンデンサ、ALTASの仕様
超高誘電率セラミックコンデンサ、ALTASの仕様としては、
誘電体クラス(EIA Class):Class 4を実現しています。
ALTASの温度特性は、±22% (X7S @ -55℃ to +125℃)、
静電容量は標準品で、50pF ~ 18,000pF。チップサイズ(LxW)は、
0.25×0.25mm ~ 2.25×2.25mm 、厚み(t):0.15mm および
0.25mmまで対応可能です。定格電圧(RWV)は最大100Vと、
極小ながら大容量かつ驚異の馬力を持ち合わせているのが特徴です。
3)ALTAS名前の由来
超高誘電率をもとに、ラテン語で 「High」 を意味するAltusを変形して、
「ALTAS」(アルタス)となっています。
販売開始の翌2005年に社内で商標の募集があり、応募総数114件の中から
フィリピン工場 Chriscut 氏の案を元に設定されました。
余談ですが、2014年に完成したテクダイヤの社員寮の名前も「ALTAS」。
商標登録から十数年経ち、
ALTASは当時よりも社員に親しまれ、愛される愛称となっています。
4)ALTASMAN(アルタスマン)
ALTASMAN(アルタスマン)とは、
2008年から2016年まで活躍したALTASの宣伝用マスコット・キャラクターです。
「小型サイズで大容量」、「小さくても馬力がある」 いわばアントナンの様なイメージです。
2016年、ALTASの仕様変更とともにALTASMANも引退となりましたが、
ファンの間からは復活を望む声が多く寄せられています。
2008年当時の広告
Optical Fiber Communication Conference and Exhibition (OFC 2009)にて
テクダイヤの単板セラミックコンデンサ(SLC)
テクダイヤの単板セラミックコンデンサ(SLC)は、
主に誘電率40~50,000までの非常に薄いセラミックウェハを、
所定の容量値毎に切り出したチップ部品です。
単板セラミックコンデンサは通常、マイクロ波及び光通信デバイスに
使われており、一般的に導電性エポキシ、Au/Sn金錫半田などで
ダイボンディングされ、Auワイヤーボンディングにより素子や基板との接続がされます。
単板セラミックコンデンサは積層コンデンサと比較し、
高周波帯域におけるインピーダンス特性に優れており、
高密度実装が求められるハイエンド品により適した
デザイン・特性を誇ります。
品質面に於いては、MIL-Specをベースとした電気的、
機械的テストを実施し、高い信頼性を確保しています。
また、同じセラミック製品として、アルミナ薄膜回路基板は
マイクロ波デバイスの内部整合回路に、
光デバイスのサブマウントで長きにわたり使われています。
薄膜チップ抵抗器も、主には光デバイスのノイズ除去用に使われており、
単板セラミックコンデンサと合わせ、マイクロ波及び光デバイスへチップ部品の
トータルソリューションをご提供します。テクダイヤの高周波・光デバイス用セラミック製品は、
RoHS指令にも適合しており、安心してご使用いただけます。
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