3Hって何?

品質改善~再発防止とは?~

品質改善~再発防止とは?~

 

『もう二度と同じ過ちは犯しません・・・!!』

 

こんなセリフ、どこかで聞いたことはありませんか??

ドラマだったり、ニュースだったり・・・

 

日々働く中で、ミスや間違いは発生していると思います。

本当はミスや誤りがない世界ができたらいいのですが、それは現時点では難しいです。

 

仮にミスなどの問題が発生した場合、反省することは大切。

それよりも、同じミスやトラブルが二度と発生しないよう、問題の根本的な原因を究明し,

その原因を取り除く改善や対策がとても重要となります。それが『再発防止』です。

 

製造現場は日々時間に追われているのは事実。

 

ですが、こんな事例があると思います。

ある日工場の設備が故障し、生産が止まってしまった。

確認すると工具の磨耗が発生していたので、工具を交換。生産再開!!

・・・・後日他の設備でも同じ現象が発生し、また生産が止まってしまった。

 

量産工場の中で、頻繁にこのようなことが発生したら発狂しますよね。

それを防ぐために、『再発防止』は必要なことだし、とても大切なことだとも品質保証部で今働くわたしは思います。

 

さて、再発防止を検討するにあたり、まずは原因追及が第一になります。

原因追究するにあたり、精度を上げるポイントは2つ。

 

  1. なぜ発生したのか深堀、真の原因を突き止める!!

なぜ問題が発生したのか、繰り返し問うことで真の原因を突き止めて、その原因を徹底的に叩き潰しましょう。

 

why

 

  1. なぜ未然に防げなかったのか、なぜ事前に検出できなかったのか突き止める!!

未然に防げなかった原因を突き止めることにより、「あ、ここの管理があいまいだからよくなかったのも」 「ここはああいう風な仕組みにしたほうがよりいいのでは?」 など管理の仕組みまで見直しすることができます。

 

「なぜ?」「なぜ?」と突き止めて、原因対策を実行した上で、初めて再発防止の話がでてきます。

 

真の原因を突き止めて、立てた「再発防止策」。

それを無駄にしないために、下記の4つを実行することで、有効性はさらにあがると思います。

 

  1. 作業の標準化(作業標準書、検査手順書の作成)
  2. 教育・OJTの実施
  3. 作業方法の見直し(設備・作業方法など)
  4. 4Mの見直し(Man, Machine, Meterial, Method)

 

つらつらと書きましたが、再発防止で大切なことは真の原因を突き止め、4Mの見直しを行い、問題が再発しないよう標準化、教育の実施だと私は思います。

 

問題が発生しない世界がくるその日まで、品質保証部はどうしたら不良・不具合が発生しないのか

永遠に考えないとですね・・・。

 

でも、品質保証部は最後の要。責任をもって仕事をしていきたいと思います。

 

 

品質保証部 QMS推進Gr

ひかるぽん

 

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