アンコールワット遺跡がある国
から参りました。さて、その国はどこでしょう?
大学では、ビジネスマネジメント学群で経営関係などを学びました。
現在、精密加工技術部に所属しています。
先輩のやり方を見て、真似をしながら、同じものを作れるように日々、奮闘中です。
精密機械加工では、製品を作った後に「測定」という工程があります。
「測定」は作った製品がお客様の要求寸法通りに作れることを確認する工程です。
「測定」と聞くと少し硬く聞こえますが、実は普段何気ない日常の中で、「測る」という行動をしています。例えば、牛乳をコップからこぼれないように注ぐだけでも、私たちは無意識に牛乳の水位を測っています。面白いですよね?
測定よく使われるのは、一般的に定規です。
定規は物の長さを測ったり、図形を描いたりすることに使われます。
正四角形を描きたいのにひとつの辺の長さが違っているとそれは正四角形ではないですよね。
しかし、全ての物を定規で測ることはできません。そのため、世の中には様々な測定器が存在します。製作物によって、測定器の向き不向きがあります。
特に、私の業務である金属加工において、製作物を図面通りにつくるために適切な測定機を選ばなければなりません。
今日は私がよく使う3種類の測定器を紹介します。
・ノギス
ノギスは加工入る前の材料の太さや長さを簡単に測定できるため、私にとって欠かせない存在です。
もちろん、加工中や加工後の測定にも、よく使っています。
特徴としては、段差測定・内径測定・外径測定・穴深さ測定ができます。
一つで多目的の測定ができるのがノギスの特徴です。
・マイクロメーター
マイクロメーターは1µ単位まで、正確に測れるため、加工中や加工後の厳しい公差がある製作物によく使っています。内径測定によく使われているピンゲージの寸法測定もこのマイクロメーターを使って、測定することが多いです。ゲージを測定する測定器はやはり、精度がいいものです。
・投影機
投影機は透過や反射を利用して、正確な倍率で測定対象をスクリーンに投影することができます。
また、角度の確認や製作物の中の径などを正確に測れるため、製作後の製作物の測定には欠かせない存在です。
ちなみに、私が初めて投影機を見た時は、レントゲンだと思いました。一時期、レントゲンと呼んでいました。
現在、技術開発の発展により自動測定器もよく使われます。
その多くは、量産工場など、数多くの製作物を測定が必要な場所で使用されます。
あるいは、測定したデータが自動的に、パソコンの中に書き込んでくれる測定も続々と登場しました。もう、なにを選べばいいのか、迷いますね。
参照:株式会社ニコンインステック