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【中国人の元人事が語る、在日留学生の採用ポイント】意外とこんなとこを見ているよ、ここさえ押さえれば内定ゲットに一歩前進!

【中国人の元人事が語る、在日留学生の採用ポイント】意外とこんなとこを見ているよ、ここさえ押さえれば内定ゲットに一歩前進!
日本の留学生数が年々増加し、毎年日本で就職している外国人留学生も沢山います。
テクダイヤにも私含め10数人の外国人がいます。
日本の独特な就活文化に戸惑いながらも、外国人留学生も黒いスーツを身にまとい、戦いに挑んでいます。
私自身も外国人留学生で、就職氷河期と言われる2011年の就活を乗り越え、現在のテクダイヤに入社しました。
そして、テクダイヤで2年間人事を経験しているので、今回は特に在日留学生の採用ポイントについて語りたいと思います。

ポイント1:意外と日本留学前の学歴も見ている

外国人就活生は平均的に日本での在住が4年前後ですので、この4年だけでその人を判断するのがとても難しいです。

なので、少しでも手掛かりがほしいため、過去の学歴も見ています。

日本留学前に通っていた高校もしくは大学が、どのような学校なのか、受験の難易度や評判等を調べたりします。

(インターネットが便利な時代だからこそできることですね。)

学歴がすべてではないですが、地頭の良さや、過去にそれだけ努力したことの証明でもありますので、

判断材料が少ない中、留学前の学校が進学校だったり、難易度が高い学校だと当然評価が上がります。

 

ただ、前述のように学歴がすべてではないので、当然のように日本での留学中の活動のほうが評価に大きく影響します。

大学でのサークル経験、アルバイト経験、ボランティア経験、など日本留学中の活動をアピールしていきましょう。

ここで注意すべきは、経験だけ書いて終わりにしたらダメです。

その経験で、何を思い、何を得て、どんな成長ができたのかを書かなければ、ただの経験談です。

人事が知りたいのは、その経験はあなたの人生にどんな影響を与えたかです。

それによって、あなたがどういう考え方、価値観の持ち主かをみて、自社がほしい人材かどうかを判断します。

ポイント2:日本へ留学の経緯

「どうして日本へ留学しようと思ったんですか?」この質問は外国人就活生は必ず聞かれます。

というか、私が人事だった時に毎回必ず聞く質問です。

ここで、絶対に「成り行きできました。」、「同級生がみんな海外留学しているので、私もと思って・・・」

とは言わないようにしてください。これだとあまり自我がないようにみられます。

 

被動と主動の違いです。

もちろん、きっかけは被動的でもいいです。そのあとの考え方と行動が重要です。

「自国の受験戦争に負けて、いい大学いけなかったです、それでこのままではいけないと思って、

奮起して日本へ留学を決め、4年間学業だけではなく、様々な活動を自ら取り組み、自分を高めてきました」

というと、失敗しても自ら軌道修正し、努力できる人だという評価になります。

 

今の日本社会で必要な人材は、自ら考え行動できる人です。

なので、もう一度自分の人生振り返り、人生の節目節目の判断時、

自分はなにを考え行動したかを分析しましょう。

日本の就活本でよく書かれている自己分析ですね。

ポイント3:日本語能力

どんどんグローバル社会が進んでいて、日本語ができなくても、日本で就職は可能です。

テクダイヤのも日本語があまりできない社員は沢山います。

しかし、それは日本語勉強期間が短い人限定です。

在日留学生に対しては、絶対に日本語能力をチェックします。

私は中国人ですが、中国人の留学生と面接の際はあえて日本語を使います。

それは、イントネーションや言葉使いなどをチェックするためです。

 

日本の大学に4年間通い、

日本で就活しようとしている留学生が日本語がたどたどしいのは、論外です。

どんなに、日本留学中での活動をアピールして来ても、嘘にしか聞こえません。

 

来日経験のない、海外学生のSkype面接は何度も経験しています。

驚くほど、日本語がうまい人は沢山います。

それなのに、日本で4年間留学、中には+2年間の語学学校も通って、

面接の時に言葉使いがなっていないと、正直その時点で不採用決定です。

「日本での4年間(+2年)で、日本語もまともにできないで何をしてたの?」になります。

 

日本で就職しようとしている在日留学生は、日本語力が必須条件です。

N1を取れるとなおよしです。

今はもうないかもしれませんが、私が大昔にN1試験を受けた時、

斜め前の人がカンニングしていました。

そういうことしてN1取れても、面接の時に一発でわかるので、

N1取得への不信感が募るだけです。正々堂々とN1取得しましょうね。

 

 

では、かなり長文になりましたが、今回はここまで。

在日留学生の就活に少しでもヒントになったら幸いです。