テクダイヤは、創業以来約40年で培ってきた技術を活かし、より良い製品の製造や新製品の開発をするため、日々研究開発を行っています。時代や市場のニーズに合わせた製品・サービスを世の中へ数々輩出してきました。そこで今回は、近年注目を集める製品・サービスの一部を、ご紹介いたします!精密機械加工技術の分野からは、スマートフォンや水晶デバイスなどの製造過程に関わる製品を2種類、セラミック応用技術の分野からは5G関連で需要が高まるサービスを2種類ご紹介いたします。
①「先端スーパーロングノズル」(精密機械加工技術)
②「ダイヤモンドピンセット」(精密機械加工技術)
③「基板実装サービス」(セラミック加工技術)
④「薄膜回路基板試作サービス」(セラミック加工技術)
①「先端スーパーロングノズル」
■どんなノズル?
テクダイヤの通常のディスペンサーノズルは電子機器(スマートフォンなど)の製造工程には欠かせない、細部への接着剤塗布に使用されています。しかし、電子機器の小型化に伴い、さらに狭所への塗布が求められていました。そこで開発したのが、「先端スーパーロングノズル」。細部への正確で安定した塗布を実現しました。
■何がすごいの?
ディスペンサーノズルの先端長さの加工は、穴径:長さ(深さ)、1:10が加工限界とされる中、テクダイヤの先端スーパーロングノズルは穴径の1:24(24倍)の長さを実現し、加工技術の常識を覆しました。
■何に活用されるの?
カメラモジュールや水晶デバイスの製造過程で使用されています。
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先端スーパーロングノズル(ケーススタディ)
ディスペンサーノズル(アルク・その他ノズル)-製品紹介
②ダイヤモンドピンセット
■どんな製品?
水晶デバイスの製造過程において、水晶デバイスをつまみ上げるために使用します。水晶デバイスは、静電気が加わると素子が破壊される恐れがあるため、水晶デバイス製造用のピンセットは絶縁体であるセラミック製が主流です。しかし、1秒間に1つの速さで水晶デバイスをつまみあげるピンセットの先端は摩耗が早いため、
セラミック製と比べ、耐摩耗性に優れ(3倍以上の長寿命)、かつ静電気を通さない、ダイヤモンド製ピンセットへの注目が増しています。
■何がすごいの?
ダイヤモンドはサイズが小さくなればなるほど、
加工やハンドリング、金属との接着に非常に高度な技術が必要とされます。テクダイヤは、精密機械加工製品組み立ての経験やノウハウと、ダイヤモンドを自由自在に加工する独自の技術を活かすことで、製造を可能にしています。
■何に活用されるの?
自動車やスマートフォン(水晶デバイスを使用する電気機器)の製造過程に使用されます。
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水晶デバイス用ダイヤモンドピンセット(ケーススタディ)
③基板実装サービス
■どんなサービス?
テクダイヤが製造するコンデンサや薄膜回路基板はお客様へ納品後、実装工程へと回ります。5Gが注目を集める中、半導体製造にはスピードと適応力が求められています。そこでテクダイヤが提案したのは、
従来お客様のプロセスであった実装工程を自社工場にて行うサービスです。
■何がすごいの?
部品製造から実装までワンストップで行うという付加価値を付けて納品することで、お客様の準備や製造にかかる時間を大幅に削減成功しました。
■ニーズのある業種
半導体製品製造メーカーで使用されます。
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受託生産サービス(OEM)
電子部品製造から実装までのワンストップサービス(ケーススタディ)
④薄膜回路基板試作サービス
■どんなサービス?
半導体製品に組み込まれる
“試作”基板を最短「1週間」で納品するサービスです。
■何がすごいの?
一般的に基板の納品は、2~3週間と言われています。しかし、製品開発競争がグローバルで展開しているため、お客様である製品開発・研究者はいち早く試作品を手に入れたいのが実状。そこでテクダイヤは田町にある開発センター内の設備を整理統合し、パイロットラインを構築し、1週間という速さで納品を可能にしました。
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製品納品までのイメージ[/caption]
■ニーズのある業種
半導体製品製造メーカーで使用されます。
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製品試作に必要な、薄膜回路基板を最短「1週間」で納品(ケーススタディ)
薄膜回路基板試作サービス