海外留学経験者のための就活テクニック

今回は11月に開催されるボストンキャリアフォーラム参加者のために、技術ブログにふさわしく就活テクニックについて論じてみたい。もちろんボストンキャリアフォーラムだけではなく留学経験があって日本国内で就職活動をする学生にも当てはまるので、参考にしていただきたい。
※ボストンキャリアフォーラムとは、主にアメリカで勉強している日本人留学生のための合同説明会。

まずはこれやっちゃ駄目ってことから。

1. 語学力を売りにする

留学している時点でその入学や卒業に不正が無い限り英語は出来てるんだから、わざわざアピールしなくてもOK。

そもそもだが、留学生に完璧な語学力を期待している企業なんかないだろう。それなら帰国子女か、外国人で日本語ができる人を探すはずだ。

逆に考えれば留学生の語学力をチヤホヤするような企業があったら、やめたほうがいい。その会社にはそれだけ外国語ができる人がほとんど居ないってことになる。

おまけに今後はAI技術が進んで翻訳作業なんか人のやる仕事ではなくなるはずだ。今どき字がキレイに書けますってことがアピールできないのと同じように、英語力は問われなくなるだろう。

2. 両国の架け橋になりたい

両親のどちらか、または両方ともが外国人で、国籍選択が出来る立場にあるような人ならある程度こういうセンチメンタリズムは理解できないことはない。もしくは日本に居住している数が少ない国の人ならば「両国の架け橋になりたい」は通用するかもしれない。

しかしボストンキャリアフォーラムにコストをかけて出展し人を探すようなグローバル企業にとっては、あなたが橋をかけなくても立派な橋はとっくに出来ている。

特定の国との架け橋になりたいというのは「他の国で仕事をしたくない」と受け取られる可能性も高い。

このきれいごとのセリフは就職においては陳腐でありネガティブに受け取られるので使わない方がいい。

3. いろんな国の友人が出来た

外国人として留学しているのだから寮であれクラスであれ、外国人が集まりやすい環境にあるのは当然。「友達100人できるっかな」という話は小学生向けの歌のおはなし。20歳超えた大人が言うことではない。

4. そっけない履歴書

英語での履歴書の書き方というのは実にそっけない。しかしそれは、経験や実績でしか判断されない中途採用を前提とした社会が生んだ習慣だ。これを実績がほとんどない留学生が真似をすると、トンデモなく魅力の無い履歴書になってしまう。

英語の履歴書しか受け付けないという経験重視のシビアな企業はともかく、日本語の履歴書を受け付けてくれる企業であれば、日本の学生らしくポテンシャルを感じさせるようなエピソードを盛り込んで日本語で書いたほうがいい。

そもそもボストンキャリアフォーラムは経験のない新卒を対象としているのだから、経験が無いといって書類をハネる企業は居ないはずだ。経験よりポテンシャル。新卒採用の特徴でもある。

5. 勉強やってましたアピール

こんなこと書くともっと怒られるかもしれないが、留学中の勉強が就職先の仕事の内容と直結してないのであれば、勉学に勤しんでいましたというアピールは意外に受けが良くない。

特に文系大学院の人は注意。「それ、本当にやらないと仕事できない?」

企業目線で考えれば、業務遂行に必要な訓練がされているかどうかだ。かけた時間に見合うだけの能力や経験が身についているかどうか。

日本の学校ではどうして駄目だったのか、大学院に行かず4大卒業で就職し実践を身につけるのではどうしていけないのか、それがうまく説明できないと優雅な思い出づくりのモラトリアムと受け取られても仕方がない。

実際のところ、日本の大学生だって「大学出て意味あるの?」っていう学生はたくさん居る。しかし留学となれば余計なお金はかかるし、大学院留学となれば時間も余計にかかる。

それだけに見合う能力が身についているかどうか、そこを見つけ出してアピールしてほしい。

留学生に期待されているのは、高いハードシップの突破力、外向性、そして状況適応力だ。

留学生はノホホンとぬるま湯に浸かっている日本の大学生とは違う。わざわざ荒波に飛び込んでいるのだ。そして内向きで引きこもりの留学生は絶対も居ない。異なる生活環境にどう適応し、溶け込み、自己能力を発揮したのか、それこそがアピールすべきポイントだ。

これから少子化で日本の市場はどんどんと小さくなっていく。海外に進出するのか、それとも海外から人を受け入れていくのか、どちらにしてもグローバルに対応していく人材が求められている。

企業が欲しいのは争い事を避け、友達が多いだけのナイーブな若者ではない。衝突しても失敗しても、そこを乗り越えていくサバイバル精神。それこそが求められている資質だ。

 

頑張れ、留学生!

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