私が働く会社には様々な設備があります。
設備といっても生産に使用する工作機械や製造設備、工場設備である空調やコンプレッサーなどです。設備にはそれぞれメンテナンスが必要です。メンテナンスを怠ると故障などといったトラブル発生の要因となり、歩留まり低下や生産計画へ影響することがあります。
◎生産における設備メンテナンスのすすめ
~メンテナンスって?~
メンテナンスの実施事項は設備によって違います。
マニュアルに記載されている内容に沿い実施することがベースとなりますが、ほかにも自社で取り決めをして確認/点検を実施することもあります。生産設備メンテナンスの一例として、マニュアルに記載されている事項ではグリスアップや消耗品の確認/交換といったメンテナンス、自社で取り決めた事項では始業前点検などが挙げられます。
~メンテナンスの取り組み1~
例えば工作機械のメンテナンスでは、日頃の点検を自社で体系的に実施し、不具合箇所や不具合となる前兆箇所が見つかった場合にメーカーへ確認や交換を依頼することもあります。もちろん自社で確認や交換をすることもあります。例えば1年に1度メーカーにオーバーホールなど、設備メンテナンスを依頼するということも。
大切なのは実施事項を決まった期間ごとに実施し設備の状態を知ること。また、コストがかかるのですが、自社だけで無理をせず外部へ協力を依頼することも検討しなければいけない事項です。
大切なのは実施事項を決まった期間ごとに実施し設備の状態を知ること。また、コストがかかるのですが、自社だけで無理をせず外部へ協力を依頼することも検討しなければいけない事項です。
~メンテナンスの取り組み2~
メンテナンスを専門的に実施する部門があるという会社もありますが、その設備の担当者、つまり製造担当者がメンテナンスも実施しているといった会社もあるでしょう。作業のばらつきが出ないように、文書化(手順書・チェックシート)することでより確実なメンテナンスが可能となります。
設備をよく観察することで、ちょっとした変化に早い段階で着目することが出来る場合があります。また、その設備の「くせ」や「稼働歴」などの設備の情報を持つことも必要な事項となります。
設備をよく観察することで、ちょっとした変化に早い段階で着目することが出来る場合があります。また、その設備の「くせ」や「稼働歴」などの設備の情報を持つことも必要な事項となります。
~大切なこと~
設備はきちんと稼働できることが大切です。例えば生産設備の場合、故障で稼働が停止してしまうと他の設備に負担が掛かります。設備が1台しかない場合は特に、生産が止まってしまうと多大な影響を及ぼすことになり兼ねません。日頃の観察や定期的なメンテナンスをすることで故障の前兆を見極めて、生産に影響の少ないところでの対応を計画し、手当てをすることで被害を最小限に食い止めることが出来るでしょう。消耗部材や交換部品を予備部材として在庫しておくことも稼働停止期間を最小限にするためには検討が必要となります。
~メンテナンスのおすすめ~
設備は高価であると同時に工場にはとても重要です。メンテナンスをコツコツと積み重ねていくことで、また設備の特徴をよく知ることで、安定的に設備を稼働させることが出来るでしょう。