健康志向!!大麦の食物繊維「 β-グルカン」の力

私は4月にテクダイヤへ入社し、現在はセラミック加工技術部で製品の材料開発に携わっています。
今回は、私が学生時代研究していた、大麦の食物繊維 β-グルカンがもたらす効果について紹介したいと思います。

現在のテクダイヤの事業内容とは少し分野が違いますが、テクダイヤは”次の時代を創り出す提案企業”を目指しているので、新規事業に挑戦する日がくると思います。そこでいつか食品(スーパーフードなど)を売る会社になる可能性も…!?(笑)

そして、こんなご時世なので、健康を気にして食生活を見直すような方も増えていると思いますので、少しでも皆様の健康のお役に立てればと思います。

食物繊維とは?

食物繊維は穀物、いも類、豆類、野菜、果物、きのこ、海藻など多くの食べ物に含まれており、水溶性食物繊維と不溶性(難溶性)食物繊維に大別されます。今回私が紹介する大麦の食物繊維 β-グルカンは水溶性食物繊維に分類されています。

食物繊維はヒトの体では消化・吸収されずに大腸まで達する食品成分です。また、整腸効果、血糖値上昇抑制、血中コレステロール濃度の低下など、多くの生理機能が明らかにされています。日本における食物繊維の一日目標摂取量は19 g 以上とされていますが、現在ほとんどの日本人において不足しており、積極的に摂取することが勧められています。

 

では、本題である大麦の食物繊維 β-グルカン がもたらす効果について紹介します。

大麦を食べて糖尿病・肥満対策!

ヒトの体内では食事をして血糖値が高くなると、インスリンが分泌され、インスリンは血液中のブドウ糖を消費させる働きをします。しかし、消費しきれなかったブドウ糖は脂肪として体内に蓄積されます。つまり、肥満を防止するには、食後血糖値を急上昇させないことが重要です。大麦に含まれる水溶性食物繊維 β-グルカン は胃腸内で高粘度のゲル状になり、食べたものを包み込んでゆっくり移動するため、食後血糖値の急上昇を抑制する働きがあります。血糖値の上昇を抑えることは糖尿病予防にもつながります。

また、β-グルカン は腸内をゆっくりと進むため満腹感の持続作用に優れており、結果として食欲が抑制され無理なく1日の摂取カロリーを抑えることができます。特に、朝ごはんに大麦食品を摂取することで、昼御飯、晩御飯の量を抑えられる可能性があります。

他にも β-グルカン は大腸に存在する有益細菌の栄養源となり、それらを増殖させ、腸内フローラのバランスを整えるプレバイオティクス効果にも期待できます。

大麦を食べて悪玉コレステロール対策!

コレステロールと聞くと悪いイメージしか浮かばないという方もいらっしゃると思うので、まずはコレステロールの働きについて紹介します。

コレステロールは、細胞膜や身体の働きを微調整するホルモン、あるいは胆汁酸(脂肪を消化・吸収するもの)を形成するための物質として必要なものです。肝臓でつくられたコレステロールは血液(血管)によって全身に運ばれ、余分なコレステロ ールは血液で肝臓に戻ってきます。その際、HDL(善玉)コレステロールは血管の壁などにたまったコレステロールを取り除いて集め、もち帰ります。しかし、LDL(悪玉)コレステロールは、全身にコレステロールを運ぶだけで、使わないコレステロールを血管や末梢の組織に置いてきてしまいます。
※引用   一般財団法人脳神経疾患研究所                                                                                                                                                                                                  http://www.minamitohoku.or.jp/up/news/konnichiwa/200902/topics.htm

つまり、コレステロールはヒトにとって一定量は必要であるが、悪玉コレステロールが増加すると血管が詰まる原因になるわけです。

β-グルカン の話に戻ります。大麦の β-グルカンには悪玉コレステロールを低減する働きがあります。簡単に説明すると、腸内でコレステロールや脂肪の吸収を促進する胆汁酸と結びつき、そのまま体外に排出させることで悪玉コレステロールの血中濃度の上昇を抑制させます。この作用により、動脈硬化の予防につながります。

以上の効果より、大麦は生活習慣病の予防に優れている食品であることが分かります。

最近では、大麦食品はスーパーでも簡単に入手できるので、ぜひ皆さんも試してみてください。

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