ディスペンサーノズルの医療分野への応用

ディスペンサーノズルの専門家としてさまざまな業界に製品提供するテクダイヤの、医療業界への新たな挑戦。

医療分野に広がる、3Dプリンティングの需要

近年、新たなものづくり技術として注目される「3Dプリンティング」。これまでのホビーユースのみならず、自動車産業や食品産業など様々な分野で活用が進んでいます。医療分野でも3Dプリンティングの応用が始まっており、2018年の医療用3Dプリンティング市場は9億7,300万ドル、2026年には37億ドル近くまで成長すると予想されています。(出典:医療分野における3Dプリンティングの応用 (spatial.com))

医療分野での3Dプリンティング

医療分野への3Dプリンティング応用の一つが、医療用再建技術です。ドイツのBellaSeno GmbH社(以下BellaSeno社)が開発を進める「3Dプリンティング・インプラント(Senella)」は、3Dプリンティングを用いた世界初の医療用再建技術です。この技術は、3Dプリンティングで製作した吸収素材のインプラントを、乳がん手術により切除した乳房や人工骨として失われた部位に入れ、患者自身の脂肪組織を注⼊することで組織形成する技術です。技術の実現には複雑かつ微細な3Dプリンティングが要求されますが、Senellaに使用されるポリマー材は粘土が低く、高精度な印刷が難しいことが課題でした。

 

3Dプリンティング用ディスペンサーノズル

そこでテクダイヤは、医療用にこだわり抜いた3Dプリンティング用ディスペンサーノズルを開発。ノズル内部を段差の無いテーパー形状とし、内面研磨を施すことで材料の流動性を向上させることに成功。またノズルの先端も研磨することで「液垂れ」や「糸引き」を抑え、複雑な形状でも安定した塗布を実現することができました。さらに、テクダイヤは半導体製造業界の他、バイオプリンティングやFDM印刷などの3Dプリンティング業界にも、さまざまなノズルを提供しています。半導体産業では常に高精度なものづくりが求められますが、培ったノウハウが医療業界への応用につながりました。

 

インプラント

3Dプリンターで印刷した、吸収性素材の3Dプリンティング・インプラント。(BellaSeno社より提供)

乳房再建技術に貢献

現在テクダイヤは、BellaSeno社とのパートナーシップを提携し、ディスペンサーノズルを提供。Senellaによる医療用再建技術は、認可に向けてオーストラリアで臨床試験を開始しています。テクダイヤはこれからも独自の加工技術で、さまざまな産業界のお客様の要望にお応えし、ものづくりで社会に貢献していきます。

 

テクダイヤノズル

テクダイヤのディスペンサーノズル

おススメ関連記事

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)