3Hって何?

ゼロから学んだ光通信ベストBookランキングTop3(個人的)

ゼロから学んだ光通信ベストBookランキングTop3(個人的)
今回は、私が実際に使っていた光通信関連の本を紹介したいと思います。

光通信との出会い

テクダイヤに2014年に入社後、技術部に配属しフィリピン工場へ出向しました。そこでの業務は、光通信デバイスの受託生産技術サポートでした。大学では応用化学専攻だったため、一切光通信というものと縁がなく、業務をしながら勉強していく日々でした。実際に当時勉強し始めると、やはりお堅い書き方や製品原理などを理解するのに苦戦することがありました。

 

今回は、僕がいろいろ購入して読んだ光通信技術書物の中で役に立った本をこれから学んでみたい方や仕事で使いたい方の役に立てればと思い、ランキング形式でご紹介したいと思います。※あくまでランキングは、個人的な感想で決定しています。

 

第1位 光ファイバー通信の仕組みがわかる本

第1位は、光ファイバー通信の仕組みがわかる本です。今まで調べたことのある方は、結構見たことがある本ではないかと思います。全部で8部構成となっています。内容としては、第1章:光ファイバー通信、第2章: 光の性質、第3章光ファイバーの仕組み、第4章: レーザーと増幅器の仕組み、第5章: 光デバイスの仕組み、第6章: 光ファイバー通信システムの仕組み、第7章: 光ファイバを図る、第8章: 光ファイバ通信の未来いい点としては、一般的な用語であったり、レーザーの発振原理からデバイスまでを広く大まかに理解することができる点と図が多く使用されているため見やすい点です。

MicrosoftTeams-image (8)

 

第2位 光通信と光測定器入門講座

第2位は、光通信と光測定器入門講座です。この本は、一般的な光通信の仕組みというよりも、どちらかというと光デバイスにはどんな試験があり、何を測定しているかにフォーカスしています。なので、どちらかというと光デバイスの製造している方に向いていると思います。全部で4章構成になっており、第1章: 光通信の概要、第2章: 光通信測定器、第3章: 光通信用測定の例、第4章測定器の構成と測定方法の標準化となっております。TOSA/ROSAの試験からモジュールに至るまでの試験に関して記載されており、光通信の大まかな情報伝達方法を理解していれば、どんなノイズが特性に影響しているなどが分かりやすく記載されています。

MicrosoftTeams-image (9)

 

第3位 すべてが分かる光ファイバー通信

第3位は、すべてが分かる光ファイバー通信です。この本は一見、題名からすると第一位の本と同じような内容のように感じますが、この本は、どちらかというと光通信のシステム(基幹)的な部分が記載されていることに違いがあります。全部で4編構成となっており、第1編: 光通信の歴史と将来展望、第2編: 光通信を支える基本技術、第3編: 現在の光通信システム、第4編: 今後の光通信・サービスとなっています。一般的な光通信デバイスの原理はもちろんのこと、光通信のインフラ関連まで記載があるので、どのようにして住宅に光ファイバーを引いているかなども書かれているのでお勧めです。

MicrosoftTeams-image (10)

最後に

光通信の本を検索すると多くの本が出てきます。当初は、どれも同じように見えてしまいどんなものを買ったらよいか初めのころはわかりませんでした。私の個人的な感想ですが、基本的な通信原理関係はどれも内容としては変わらないように感じます。なので、基礎的な学習は固い表現が少なく図で解説してくれるものがよいと思います。その他の部分は、目的によってわかりますが、使用環境や試験環境など基本的な光通信技術書には載っていない具体的に詳細が書かれているものがよいかと思います。(インフラや試験設備など)自分の理解にあった本に巡り合うことはとても難しいと感じます。今回の記事が皆様の何かのきっかけになればと思います。個人的な感想ではありますが、ぜひ参考にしてみてください。