3Hって何?

韓ドラが教えてくれること。

韓ドラが教えてくれること。
こんにちは、韓国ドラマが大好きな新入社員です。
皆さんは韓国ドラマ、いや、映画やドラマを通勤時間に見ますか?

今回は、私が通勤時間や休みの日に楽しんでいる韓国ドラマ鑑賞について書いていきたいと思います。
あなたもきっと、韓ドラを見たくなるかも、、、、?

お酒のお供みたいな、仕事のお供。それが韓国ドラマ。

まず、私自身のお話しをします。コロナがはやり始め、家に閉じ込められたあの日、学生の私は配信サービスに加入。そして、いつの日か韓国ドラマの沼にはまりました。

今では、250作品以上鑑賞済み。韓ドラのない世界では生きていけなくなっています。

そして、、、今年、入社後、毎日の楽しみになっているのが、そう「韓国ドラマ鑑賞」です。毎日、電車に乗りながら、通勤中にイヤホンつけて、作品の世界にのめり込んでみるのが、会社に行く楽しみであり、会社終わりの一息になっています。

では、なぜ、こんなにはまったのか。これから掘り下げていきます。

韓ドラは、とにかく深い。

韓国ドラマは、日本のドラマに比べてとても長いです。日本のドラマは基本的に、一話45分、10話編成ですよね?韓国のドラマは基本的に、一話60分、16話編成です。もちろん、10話で終わるものや、最近配信のみの作品ですと6話だったり、8話だったり、、。でも、20話のものから、60話以上の作品、長く続くものまであります!


長いからこそ、伝わってくるのは、主人公の人生の奥深さ、周りの人間たち、世界とのつながり方、そして、見ている自分自身の人生の選択


深くストーリーを描けるため、伝わってくる作品の深さは底知れません。韓国ドラマでは、俳優さんのギャラよりも脚本家さんのほうがギャラが高いなんてことがざらにあります。そのくらい、裏方さんにも力を入れているのが韓国ドラマになります。主人公と周りのやり取り、子供のころに患ったトラウマ、いつの日か繋がっていた運命、家族の隠れた秘密、、。まるで、本当の現実かのように、物語は進んでいきます。もちろん俳優さんも大切です。撮影に入る前、俳優さん達による台本読みがあります。その時点ではまだ出演確定ではありません。もし、キャラクターに合わなければ、新しく俳優さんがチェンジすることもあります。一人の人生をまるで、現実の世界を生きてきたかのように、繊細に描き、そして演者は繊細に演じるのです。


チームワーク、ハーモニーによって、その作品は生き、世の中に羽ばたいていくのです。見ている自分もそもそも選択をして、韓ドラを見ているわけですが、韓ドラを見ていくうちになんとなく、進む道のりが変わってきている気がします。例えば、青春ものを見ていれば、スポーツやりたいなと思ったり、法律ものを見ていれば、六法全書に興味を持ってみたり、育児の内容なら、赤ちゃんのあやし方を覚えたりと自然と知識が増えていっているものです。そして、自分のわくわくした気持ちを理解することができ、自分がやりたいことが明確になっていくのです。

韓ドラは、とにかく凝る。

「このドラマのOST、最高だよね!」という会話、聞いたことはありませんか?OSTとは何だと思う方もいるかもしれませんね。OSTは、「Original Sound Track」 の略で、日本でいう「サントラ」です。日本では、出演者がアイドルなら、そのアイドルグループが主題歌を歌うなんてこと、よくありますよね?韓国では、そのような使い方は珍しいです。OSTというのは、K-OSTと確立された世界があります。OSTといったらこの人!といったOSTで有名なアーティストさんがいたり、逆にドラマに出演している俳優さんが急遽OSTを発表したり、、、。


最近では、ドラマが放送される前に、OST参加アーティストが先に発表され、視聴者の期待度を上げたりと、ストーリー、出演者と並ぶように、OSTも大切なポイントとなっています。CDとしての発売方法も、しっかりドラマの世界観を大切にしたフォルム、内容になっています。フォトブックは欠かさず挿入され、メイクが題材のドラマなら鏡がモチーフにされた外装だったり、作品ファンのために沢山デザインが凝られています。


細部まで、こだわる。そこが韓国ドラマのなんといってもすごいところ。絶対に妥協はしません、、。(厳しいくらいに)だからこそ、映像完成度を求めて放送を延期にすることも日常茶飯事です。最近では、CG技術を多く使用しており、ほとんどグリーンシート内で演技されているということもざらにあります。凝ることって、人生においても大切ですよね。自分の人生をどれだけ鮮やかに、密度の高い人生にできるかは自分自身にかかってきます。

韓ドラは、視聴者の考察も宝となる。

韓ドラにはまっているそこのあなた、ぜひ青いSNSで「韓ドラ垢」を作りましょう。そう、韓ドラをつぶやく専用のアカウントです!韓国語が読めなくても大丈夫です。誰かがきっと訳してくれています。(なかったら、翻訳機を使いましょう)


韓ドラの楽しさの1ポイントとして、視聴者さん同士で毎話終了すると繰り広げられる考察があります。最近では、韓国と同時配信が多く行われていたり、世界各国のファンが同時時間で作品を楽しめるようになったからそこ、さらに増してきています。奥深く練られているストーリーの中では、たくさんのつながりや、落とし穴、そして様々な個所にある伏線が存在しています。最近では、より伏線があるほうが面白いという流れにもなっています。例えば、緑のライトで主人公二人の愛を示し、緑のライトが消えたときは切ないシーンである、であったり、他のドラマでは、最初にメディアに登場していたポスターが後にエンディングを物語っていたり、、。


そうした細かいところに隠された、演出家、脚本家の意図をどれだけ読み取れるか、ピースをどれだけはめられるか、そこまで考えることでさらに作品を楽しむことができます。逆に考察をしすぎて、期待外れになるケースもあります、、。そこはもう仕方ないです、余韻を楽しみましょう。逆にそうなると、考察人間、さらに爆発増加します。そんな時に、SNS上では自分が考えていた以上の考察が広がっており、新たな発見があるものです。そのため、SNSで「#韓ドラの作品名」で検索すると、未知の世界がまた広がっており、更なる韓ドラの沼に繋がるでしょう


そして、この考察を見て、最終話のストーリーを変更することも珍しくありません。すごい人気だと話数が伸びたり、視聴率が悪いとすぐ打ち切りにしたり、。韓国では、製作側も視聴者の声を本当に良く見ています。そう、シビアな世界でもあります。実際、韓ドラを見すぎて、人を疑いすぎるようになった気が、、、。

韓ドラは、様々な楽しみ方がある。

いままで、たくさん私流の韓ドラの楽しみ方を書いていきましたが、「へぇ~こんな楽しみ方があるんだ~」と思った方はいますでしょうか?いや、「みんな知ってるわ!」と思った方もいることでしょう。。。いろいろ述べましたが、韓ドラによって、楽しさポイントというのは変わってきます。


おいしそうな韓国料理がフォーカスされたり、俳優さんの演技力による怪演がフォーカスされたり、演技ドルで話題になったり、、(演技ドルというのは、Kpopアイドルが俳優業を行うこと。最近では、演技ドル賞があったり、韓ドラ韓国映画を表彰する大きな会でも演技ドルが多く受賞されております。)


一つ一つの作品、すべてに長所があります。その長所を自分自身でどう楽しんでいくか、そこが韓ドラに鬼のようにはまった私が感じる一番の楽しみ方だと思います。そして、私が一番伝えたいことは、これは決して韓国ドラマだけに限った話ではありません。邦画、洋画、ミュージカル、演劇、、自分の人生も。作品を通して、多くの人生を知っていきます。大学の教授が以前、こんなことを言っていました。


Narrativeを多く知れば知るほど、豊かな人生になる」と。


Narrativeというのは、storyとは違って、自分が作り上げていく変化があり、常に進んでいく物語のことです。様々な人生を多く知ることで、自分自身に起こる物事だったり、感情をより多く記憶することができるようになるのです。そう考えると、確かに、今まで知らなかった、気象庁のお仕事だったり、検察官と警察の話だったり、料理人の話、誰かを亡くし喪失に至っている人、いつもハッピーに生きている人、、あれ?身近にもそんなひといるよな、、、と思いませんか?他人の人生を知ることで、他人を思いやる気持ち、心の余裕さ、自分自身に繋がってきます。こう考えると、非現実的な物語にも、馴染みやすく、興味を持ちやすくなりますね。


私にとって、韓ドラは「人生を教えてくれる」最高の方法です。