3Hって何?

体調管理とリスクアセスメント

体調管理とリスクアセスメント
コロナという単語に翻弄され続け、早2年半。
体調管理って大切だなと思った出来事をシェアします。

私は健康な方だと思い込んでいたの巻

私は、弊社量産工場であるフィリピン・セブ島に赴任しております。

赴任して丸1年が経とうとしているところです。

 

一度だけ、高熱と突き刺すのどの痛みで1週間休みましたが、

あとはヤクルトとヨーグルトを毎日摂取しているおかげか大きな病気なく、元気に過ごしていました。

環境変化は身体にくることがあるから気を付けてと上司や家族、友達によく言われていましたが、

今まで大きな病気をしてこなかったこともあり、わたしって健康体☆と思い込んでいました。

 

深夜に襲った急な腹痛

ある日、いつも通り夜ご飯を食べ、シャワーを浴び就寝。

ロングスリーパーな私は一度眠ったら基本的に夜が明けるまで起きません。

ですがその日だけは違いました。

 

突然の目覚めと同時に突き刺すような腹痛と大量の冷や汗。

ぎゅ~~~るるるるるるとお腹が吠えていました。と同時におトイレへ。そのとき深夜2:30すぎ。

 

おトイレから離れることができず、気づいたら5:30。

脱水症状なのか目がチカチカ、視界もぼやけ。手も震え。

たまに微熱が出ても歩けるので出社していた私も今回ばかりは絶望。休みを決意。

そして気づいたときには、悪寒+39℃超えの高熱。絶望。

熱がしんどいので、横になりたいのですが、おトイレから離れることができず、絶望。

そして、気分も最高潮に悪く、何かにおいがするだけで気分絶不調。絶望。

コットンを鼻に詰めて、なんとか耐えました。

 

バナナ事件

腹下しが少し落ち着いたのが10amすぎ。

会社のドクターとナースが家まで来てくださいました。死にかけている私の顔を見て、一言。

「顔色がグレーだね」と。 いや、グレーって何やねんとか突っ込む元気なくスルー。

 

「何か食べてる?」 と聞かれ、何も食べていないと伝えたところ、バナナを食べろと言われました。

もう申し訳ないですが、なんで?と日本語でちょいキレ。(すみません。)

気分絶不調、腹下しが続いているところでバナナて・・・無理。

 

とりあえず栄養のあるものを食べてほしいというのと、フィリピンは腹下しのときはバナナを食べるのが主流みたいです。

いや、分かるけど。もう今この状態でおなかに何かいれたら、もう絶対に嫌な予感しかしないから無理と言っている最中からナースはバナナの皮を剥き剥き。時すでに遅し。

 

「半分食べたら、薬飲もうね。バナナ食べないと薬飲めないわよ。」と言われ、涙ながらにバナナを食しました。

日本はりんごだよって言ったら、ここフィリピンと言われました。仰せの通り。返す言葉見当たらず、敗北。

無事に腹下しに効く薬を飲むことができました。

 

腹下しの正体は・・・

バナナ事件を経て、やっと問診。人生最大級の腹下しと熱の症状があると伝えたところ、一言。

「Maybe you had Amoeba.」

アメーバ。Ohhhhhh, 絶望。

 

アメーバとは。

原虫による大腸の感染症で、世界で年間約5千万人の感染者、4〜10万人の死亡者がいると推定されています。赤痢アメーバの嚢子(のうし)に汚染された飲食物を口からとることで感染します。 急性期の患者さんよりも嚢子を排出する無症候性の感染者が感染源として重要です。(※gooヘルスケアより抜粋)

 

ですが、アメーバかどうかは検便をしてみないと分からないので、検便しましょうとなりました。

そして1時間後に結果が短文できました。

「Positive」

アメーバでした。赴任者は皆同じ家で住んでおり、平日の食事は基本的に皆と一緒です。

アメーバになった前日の夜も、他の方と同じ食事内容でした。ひとりだけこそ食いはしていませんヨ。

なぜわたしだけとベッドの上で、枕を濡らし涙。

 

アメーバと隣合わせの生活。未然防止。リスクの見極め力。

赴任する前、以前赴任されていた先輩方や赴任者のお兄さまから、

アメーバだけは本当にしんどいから気を付けてと言われていました。

水は絶対にウォーターサーバーかペットボトルのお水しか飲まず。

水筒も水道水で洗った後にウォーターサーバーのお水で再度流すなどしていました。

食事も得体の知れないものは口にしない、色が怪しいと思ったら食べないなど、気を遣っていた方だと思っていました。

ですが、現実はアメーバにかかってしまいました。気を付けていても、実際は防ぐことができませんでした。

 

生活環境が整っていても、完全安全とは言えないリスクと隣合わせの毎日。

分かっていても、生活をしているとこの空間が当たり前になってきてしまいます。

リスクをちゃんとみて、そのリスクに対し、どう対処するか考えないと、防げたことも防ぐことができません。

 

今わたしは工場のIT化導入前のリスクアセスメントを実施しています。

手作業から自動化への変化点に対し、どのようなリスクがあるか。いろんな角度からチェックをしています。

自動化になるからすべてSafelyかといったら、そうではありません。

ヒトによる細かいチェックが何かのミスを防ぐトラップになっていることもあります。

どのようなリスク、危険があるか、それをちゃんと見定めることで、危険なでこぼこ道から、補装されたまっすぐな道を歩むことができます。

 

恋愛も一緒ですね。100%完璧はない。

自分のゆずれない何かがあり、自分の好きな人や恋人は許容してしまう場合、

将来的にそのずれが不協和音にならないか見極める必要があると思います。

その不協和音がリスクのはじまりかなと思っています。

生活の中にたくさんひそんでいるリスク。ひとつずつつぶしていくようにしていきましょう。

 

アメーバのその後

アメーバの悲劇から半日以上経った夕方には、だいぶお腹のきゅるきゅるはおさまりました。

熱も翌朝には37℃までさがり、無事に出社することができました。一日で体重は2.3キロ減。脅威ですね。

アメーバに疾患した場合、7日間薬を飲み続ける必要があります。

それが何よりもしんどかった。健康第一です。