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システムチームが考える2025年の崖

システムチームが考える2025年の崖
こんにちは。システムチームのʘʚʘです。
皆さん、DXという言葉を聞いたことがありますか?
デジタルトランスフォーメーションの略で、ざっくりいうと「デジタル技術でもっと顧客価値の高い製品を作りましょう、世の中に変革を与えましょう」というものです。
近年のトレンドワードなので、聞いたことがない人の方が少ないかもしれません。
では「2025年の崖」というワードはどうでしょう?

2025年の崖とはなにか

経済産業省は2018年、2020年、2021年の3回(2021年は追補版)に分けて「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」の中で行われた議論をまとめた資料を発表しており、これが「DXレポート」と呼ばれています。

この「DXレポート」の中では、日本の企業がDX化を進められなかった場合に起こるリスクが「2025年の崖」と称されて紹介されています。

2025年に何があるのか?

DXが推進されないと、近い将来日本は下記の問題を抱えるとされています。


  1. 高齢化、定年退職などによるエンジニア不足

  2. 古い技術(プログラミング言語など)で作られたシステムを維持できる人材が不足する

  3. (1) (2)により 保守できる人材確保や外注などに多大な費用がかかるようになる

  4. デジタル化が進むにつれ、既存の古いシステムと新しい技術との親和性がなくなっていく

  5. これらに対応できない企業の競争力が低下する

  6. Windows7や大手ERPのサポート切れでセキュリティリスクが増す



現在日本の企業の80%が独自でシステムを構築しているとされており、その多くは新旧の技術が複雑に継ぎ足されて作られています。
主要となるプログラミング言語は移り変わっていくのが常です。
ベテラン勢が抜けることによって"旧"の部分に使われている技術がブラックボックス化してしまい、社内に対応できる人材がいなくなった結果、保守運用のためのITコストは90%UPすると言われています。

これらの問題による日本の経済損失は2025~2030年の間に12兆円になるとされ、"2025年の崖"と呼ばれています。

DXは何からはじめるべきなのか?

日本では新しい業務システムを取り入れるよりも、既存の古いシステムに依存する傾向が強く、現場の反対にあうなどで古いシステムの刷新がうまくいきにくいようです。
では何から初めていくのがよいのでしょうか?

DXの足がかりは「デジタイゼーション」だと言われています。
デジタイゼーションとは、アナログの作業(物)をデジタル(データ)にすることです。
・業務システムの導入
・文書のデジタル化、ペーパーレス化
・タブレットなどのデジタル機器の導入
・システムのAPI連携
・RPAの導入

次のステップは、デジタイゼーションでデジタル化したものを利用・活用です。
「デジタライゼーション」と呼び、業務の手順をデジタルで効率化していくことを指します。
・作業の効率化
・作業の高速化
・ミスの削減

これができて、初めて「デジタルトランスフォーメーション(DX)」にたどり着くことができます。
テクダイヤの技術は、世の中に変革をもたらす多くの製品に使われていますが、テクダイヤがそれ自体を開発しているわけではありません。
社内の顧客・ベンダーとのやり取りの効率化やセブ工場でのプロセスの自動化など、製品に関わるプロセスを変えていくのが、DX推進の大きな目標になると考えています。

まとめ

DX化はまず身近な業務の見える化など、小さな部分からコツコツと初めていくのがよいとされています。
2025年に自分の持ち回りの作業がどのようになっていると理想的でしょうか。
それをゴールにDX化を考えてみるといいのかもしれません。
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