実際よく言われるけど、そのたびにちょっと困る…そんなセリフを(自分のなかで)集めてみました。
就活だけではなく、正月の親戚への対策にも。
ちなみに、私は生物学部のちょっとマイナーな研究室に所属していたので、もっと実用的な研究をされている方には当てはまらないかもしれません。
5位「専門分野と関係ない仕事につくの?(それでいいの?)」
これは理系に限った話ではないかもしれません。
自分のやってきたことと直結するような仕事に就く人は、日本では珍しい部類に入るのではないでしょうか。
専門分野と関係のありそうな職種でも、学んだことをそのまま活かせるわけではないと聞きます。
元気よく関係なくてもいいよと答えていきましょう。
4位「博士にはいかないの?」
これもよく聞かれがち。
個人的には、全国大会まで行ったのになぜその競技をやめてしまったの?という質問と近しいものがある気がします。
限界が見えたから、満足したから、諦めたから、個々人でいろいろ事情はあるでしょう。
ここは、もともと修士で終わらせる予定だったのか、諦めるのか、事情によって異なりますが、
私の場合はもう満足したからと答えていました。
3位「院(大学)まで行くなんて勉強が好きなんだね」
そういった人もいるのでしょうけど、そんなことはないときが困りますね。
研究と勉強は全くもって別物ですし、好き嫌いでくくれるものでもありません。
勉強だけしている頭でっかちになってはいないか、そのあたりを否定しながら、うまくかわしましょう。
2位「何も知らないから、簡単に説明して?」
一番大事で一番難しいところ。
自分でいくらかみ砕いたつもりでも、長すぎたり、気が付かないうちに専門用語が出ていたり、
自分の専攻に関連した企業であっても、採用担当は専門用語までは理解していなかったり、
同じものを指す違う略語を使っていたり…伝わらないと本当に悲しいです。
研究者としては、曖昧なときの断言や誤解を与えかねない表現は避けるという鉄則がありますが、
こと面接にかけては少し緩めてもいいかもしれません。
高校生に説明するつもりで簡単に・完結に・面白そうに、説明出来たら苦労しませんね…。
1位「その研究何の役に立つの?」
理系就活生、ひいては理系が聞かれたくないこと堂々たる第1位(私しらべ)。
そんなロマンのないこと聞かないでよ。
基礎研究の大事さをまだ自分でもよく説明できないタイミングで聞かれたりすると本当に困ります。
でも、よく聞かれることですし、ここを説明できるかどうかが重要であることは分かります。
これには、
①研究を役に立つ/立たないで区別することの無意味さを説く
②予算(科研費など)を得たときの理由を説明する、
③ものすごく広い視野で壮大な目標(世界平和とか、環境保全とか)に無理やりつなげる
などの方法があります。
①を選びたくなる気持ちをぐっとこらえて、ほかの説明で乗り切りましょう。
私の場合、テーマは教授からもらっていましたので、②にあたる方法を採用していました。
おわりに
以上、個人的トップ5でした。
就活を終えたタイミングで、こういった質問はピタッとなくなったので、あの時期だけの特殊な環境だったなと思います。
困る質問は多いですが、基本的に正直に素直に考えて、その素直さを相手に理解できる形で出力することが大事になってくるのではないかな、と個人的には思っています。
頑張ろう理系たち!
追伸:以上の質問がテクダイヤの面接で出るとは限りませんし、聞かれたかどうかも覚えてないです!すみません!