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さくらの開花時期

さくらの開花時期
さくらの開花時期について調べてみました。

2023年はさくら開花日(東京)がはやい

2023年3月14日本日、東京でのさくら(そめいよしの)の開花宣言が

気象庁によって行われたとのこと。

さくらの開花日とは観測されている標本の木で5〜6輪以上の

花が開いた状態となった最初の日をいうとのことです。

2023年は東京での観測史上最速タイ、また、

今年は全国的に見ても一番はやい開花だったようです。

 

例年のさくら開花日(全国)

過去のさくらの開花日はどうだったのだろうと思ったところ、
これまでの開花日を気象庁で公開してくれていたことが分かったので

どんなものだったのか見てみました。

https://www.data.jma.go.jp/sakura/data/sakura003_07.html

1953 年から2022年まで日付が公開されていますが

年によってうるう年(4年に一度2月が29日ある。1年366日)だったり

平年365日だったりするので

1月1日からの日数に換算してグラフ化してみました。

日本全国の観測所(48ヶ所)でそめいよしのを観測している箇所のみ抜き出してきました。



日数だとやはり感覚的によくわからないため、

それぞれの観測箇所での当期間での最速日、最遅日を

抜き出したものが下記です。



やはり東京で3/14に開花するのは例年を見てもはやいようですね。

 

さくら開花状況のイメージ化

せっかくなのでExcelソフトの条件書式の

カラースケール機能を活用して開花日に対し色付けすることで

全国的にはやい地域と遅い地域を簡単な視覚化をしてみたいと思います。

 

気象庁の資料で、さくらの開花日の等期日線図というものがあり、

似たようなものを簡易的に作成できないかと思い作成してみました。

 

https://www.data.jma.go.jp/sakura/data/sakura2020.pdf

 

Excelの下記の機能です。



 

下記図のように緑色の方が遅い開花、

赤色の方が速い方向とします。



4年分ピックアップしてみます。

まずは昨年の2022年の数値のイメージです。

(1)2022年



観測開始が1953年からでしたが青森の観測日記録がなかったので

1956年を見てみました。

(2)1956年



(追記補足:本年は「宮崎」の観測日記録がなく「種子島」の観測日を適用しました。)

 

 

最速を記録している箇所の多かった2021年です。

(3)2021年



逆に最も遅い箇所の多かった1984年も選んでみました。

(4)1984年



個別に色付けして見てみました。

緯度によって傾向が変わるのは毎年そうですが

今年のように東京が最速の開花日というのは珍しいのではと思いました。

 

4年分の観測日で比較した場合の色付けは下記のようになります。

(5)1956年・1984年・2021年・2022年間での傾向



2021年は最速日を記録した箇所が多く

昨年2022年も赤く色付けされている箇所が多いようです。

近年は例年から見ても全体的にさくらの開花日がはやくなっているようです。