Advanced Product Quality Planninngの第一歩~プログラムの計画と明確化~
今回、APQP(Advanced Product Quality Planninng)の第一章にあたる部分について記載したいと思います。
あくまで、概要に触れる内容ですので、実際に必要な作成/提出が必要な書類などは、別途調査していただければと思います。
今後も以下のように何章かに分けて記載できるように頑張りたいとおもいます。
第2章 製品の設計・開発
第3章 工程の設計と開発
第4章 製品および工程の妥当性確認
第5章 フィードバックと評価及び是正処置
第6章 コントロールプランの方法論
1.) 製品品質設計の基本
製品品質設計は、製品が顧客の要求事項を満足するために必要なステップを決めていく一つの体系的な方法です。
要求されたすべてのステップが確実に適切なタイミングで完了できるよう、関係者とのコミュニケーションを容易にすることが重要で、
製品品質設計を有効なものにするには、顧客満足を達成するうえで必要な努力に対する経営者側の決意も必要です。
要求されたすべてのステップが確実に適切なタイミングで完了できるよう、関係者とのコミュニケーションを容易にすることが重要で、
製品品質設計を有効なものにするには、顧客満足を達成するうえで必要な努力に対する経営者側の決意も必要です。
2.) 製品品質計画の利点とゴール
利点:
①顧客満足を得ることにすべてを注げる。
②必要な修正を早期に検出し、変更することができる。
③高品質製品を最低コストでタイムリーに提供できる。
ゴール:
品質計画を作成するうえで顧客のニーズをどのように結びつけ、顧客のニーズに合った競争価値のあるものを提供し続ける事にあります。
①顧客満足を得ることにすべてを注げる。
②必要な修正を早期に検出し、変更することができる。
③高品質製品を最低コストでタイムリーに提供できる。
ゴール:
品質計画を作成するうえで顧客のニーズをどのように結びつけ、顧客のニーズに合った競争価値のあるものを提供し続ける事にあります。
3.) プログラムの計画と明確化
では、実際に第一章にあたる部分では、何をするかに触れていきます。
ここでは、題名にあるように計画を基に開発の内容を明確化していくことに当たります。
以下の必要情報をもとに、第2章の製品の設計と開発に必要な指標を作成します。
【必要情報】
①顧客の声/情報(クレーム、提案事項、顧客から入手した情報を包括したもの)
・市場調査: 顧客の声を反映したデータ
・過去データによる保証及び品質情報
・過去の経験から得られる情報
②事業計画/市場戦略の把握
顧客の声や方向付けに影響する制約事項(人、モノ、金、期限)などを基にしてもいいので、
目指す顧客、重要なセールスポイントや競合先を明確にしておきます。
③製品/工程のベンチマークの把握
ベンチマーキングにより、製品の特性目標を設定するための情報を取得する。
④製品/工程の前提条件の把握
⑤製品の信頼性検討(求められる製品信頼性の調査)
【製品の設計・開発に必要な指標】
①設計目標の設定
顧客の声や情報を定量的な設計目標へ展開する事です。
②信頼性目標と品質目標
信頼性の目標を顧客の要求や期待、ベンチマーキングなどの情報をもとに設定する。
品質目標は、欠陥のレベルやppmなど定量的に測定できるように設定する。
③初期材料表
製品/工程を仮定し、必要な材料を明確にする。
④初期工程フロー
初期材料表、製品/工程の前提条件を基に工程フローを作成する。
⑤製品/工程の特殊特性の明確化
製品/工程の前提条件や要求事項に対し、規制や安全性の明確化
⑥製品保証計画書
APQPプログラムの概要や信頼性目標、信頼性目標や材料表、フローに関して記載します。
ここでは、題名にあるように計画を基に開発の内容を明確化していくことに当たります。
以下の必要情報をもとに、第2章の製品の設計と開発に必要な指標を作成します。
【必要情報】
①顧客の声/情報(クレーム、提案事項、顧客から入手した情報を包括したもの)
・市場調査: 顧客の声を反映したデータ
・過去データによる保証及び品質情報
・過去の経験から得られる情報
②事業計画/市場戦略の把握
顧客の声や方向付けに影響する制約事項(人、モノ、金、期限)などを基にしてもいいので、
目指す顧客、重要なセールスポイントや競合先を明確にしておきます。
③製品/工程のベンチマークの把握
ベンチマーキングにより、製品の特性目標を設定するための情報を取得する。
④製品/工程の前提条件の把握
⑤製品の信頼性検討(求められる製品信頼性の調査)
【製品の設計・開発に必要な指標】
①設計目標の設定
顧客の声や情報を定量的な設計目標へ展開する事です。
②信頼性目標と品質目標
信頼性の目標を顧客の要求や期待、ベンチマーキングなどの情報をもとに設定する。
品質目標は、欠陥のレベルやppmなど定量的に測定できるように設定する。
③初期材料表
製品/工程を仮定し、必要な材料を明確にする。
④初期工程フロー
初期材料表、製品/工程の前提条件を基に工程フローを作成する。
⑤製品/工程の特殊特性の明確化
製品/工程の前提条件や要求事項に対し、規制や安全性の明確化
⑥製品保証計画書
APQPプログラムの概要や信頼性目標、信頼性目標や材料表、フローに関して記載します。
最後に
今回は、第一章に当たる部分をご紹介しました。
短く言えば、顧客の特殊要求事項(声)に対し、開発方針を決め、
定量的な新製品の機能、品質目標、信頼性目標を明確するという部分に当たります。
次回は、第二章に当たる設計検証を行い、リスクを洗い出し製品の実現可能性を見る
製品の設計・開発に関して記載したいと思います。
短く言えば、顧客の特殊要求事項(声)に対し、開発方針を決め、
定量的な新製品の機能、品質目標、信頼性目標を明確するという部分に当たります。
次回は、第二章に当たる設計検証を行い、リスクを洗い出し製品の実現可能性を見る
製品の設計・開発に関して記載したいと思います。