日本からセブへの駐在員として働いていると、日々新しい経験と学びが待っています。異国の人々と働くことは、私にとって貴重な経験です。
今回は、セブでの仕事を通じて感じたことを共有したいと思います。
参考までに私のスペックを必要と思われる部分だけ箇条書きにしてみます。
・2023年時点で41歳の男性
・赴任歴2年で家族帯同(ありがたや)
・妻と息子(6歳)娘(5歳)
・英語、初級。
・地元愛強く、元々海外志向なし。
・初海外は21歳の大学卒業旅行で仕方なく。しかも、セブというミラクル。
つまり、海外最高!的な人間ではなく、スペックの裏を返すと、むしろ家族がいて身が重いし、英語もうまく話せない。更に、国内志向であり「ローカリズム最高」と感じている。
そんな人間が書くのだから贔屓なく書けると思いこのタイトルに決めました。
テクダイヤの唯一の製造拠点であるセブ工場では、
多様な文化が交差する場所です。
特定の国や部署と仕事をするということは少なく、さまざまな国からの社員や顧客を含めた取引先と協力する機会が豊富です。
これは、私にとって、異なる文化や習慣に触れ、
新しい視点を得る絶好の機会となりました。
こうした様々な文化や習慣は、日本でもインターネットなどで知識として知ることはできますが、実際に異国に来て、触れると自分の身により深く染み込みます。
更に私生活においても、フィリピン文化の中で生活をしているので、フィリピンの方々の家族を非常に大切にする文化を知り、改めて家族との絆の重要性を感じました。
異国の人と働くと、
言語の壁にぶつかります。
英語が広く使用されているセブでも、コミュニケーションのハードルが高く感じられます。
そして、言語の壁を乗り越えるために、
努力と柔軟性が求められます。周囲とのコミュニケーションを通じて、新しい表現やフレーズを学び、
英語や現地語でのコミュニケーションスキルが向上しました。
さらに、フィリピンで働くメリットとして、フィリピンの人は他言語や外国の方々とコミュニケーションすることに対して非常に柔軟性が高く、
性格的にも明るい方が多いので、シャイな方でもコミュニケーションしやすい環境と言えます。
そして英語が通じるとはいえ、信頼関係の構築や文化への尊重に対して現地の言葉もとても大切に感じるようになりました。
いくらフィリピンの人たちが私たちに対してウェルカムであっても、
常にリスペクトの気持ちを忘れないよう心がけています。
セブ島に来て感じるのは、やはりフィリピンと日本は
人も文化も習慣も全く違うということです、
日本だったらこうなのに〜、こんな大変な思いをしなくて済むのに〜と思うことは当然あります。
もちろん逆のことも起こります。日本だったら自分で何とかしなくてはいけないところも、
優しく手を差し伸べてもらえて助かった経験も多いです。
日本では当たり前のことも当たり前じゃないと
実感することで、日本を客観的に見ることができ、またいつか日本で働くことになった時も広い視野で
更に楽しんで働くことができるのではと思います。