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データ伝送の鍵を握るテクダイヤ製品—光通信の仕組みを徹底解説

データ伝送の鍵を握るテクダイヤ製品—光通信の仕組みを徹底解説
光通信の基盤を支えるテクダイヤの光学部品。本ブログでは、光通信の仕組み、そして進化する通信インフラに応えるテクダイヤ製品などを紹介します!

目次

1. 光通信システムの仕組み
2. テクダイヤの実績
3. 関連記事

1. 光通信システムの仕組み

信号の伝送は通常、原点(以下の図の太郎)からアナログ信号で開始されます。

この信号は、ベースバンドユニット(BBU)を搭載したベースステーションの最寄りのアンテナで受信されます。BBUは、無線周波数信号をデジタルビット*¹に変換する重要な役割を担っています。BBU内部では、光トランシーバーがレーザーダイオードを使用してこれらのデジタルビットを光信号に変換します。

レーザーから放出される光は入力されたデジタルビットに直接対応しており、入力がゼロのときにはレーザーが「オフ」、入力が1のときには「オン」になります。



生成された光信号は、光通信インフラを通じてコアルーター*²に送られ、さらにデータセンターに送られてサーバーに保存されます。

このシステムは、目的の受信者(上図の花子)にデータをルーティング*³するように設計されています。

信号が光ネットワークユニット(ONU)に到達すると、フォトダイオード(光を受けると電流を生成する半導体素子)が光信号を吸収し、デジタルビットに変換します。最終的にこの情報はWi-Fiアンテナを介して一斉送信され、乱れの無い滑らかな通信が可能となります。


*¹0または1の値をとる、デジタル情報を表現するための基本的な構成要素
*²インターネットや企業の広域ネットワークなどで使用され、主要なデータの経路を担う役割を持っている
*³ネットワーク内でデータを送信する際に、最適な経路を決定し、データを目的地まで届ける仕組み

 

2. テクダイヤの実績

テクダイヤは来年で創業50年を迎える光学部品の老舗メーカーであり、世界中のクライアントにサービスを提供しています。

私たちは何百万ものTO-CAN製品、特にLD-CAN(レーザーダイオードCAN)およびPD-CAN(フォトダイオードCAN)コンポーネントを製造してきました。これらの重要な製品は、次のようなさまざまな光通信モジュールの作成に不可欠です。

◆SFP(Small Form-factor Pluggable)
高速データ通信アプリケーションで使用されるコンパクトなホットプラグ対応トランシーバで、ネットワーク設計の柔軟性を実現します。

◆ONU(Optical Network Unit)
加入者の機器をサービスプロバイダーのネットワークに接続し、効率的なデータ伝送を容易にする光ファイバー通信の重要なデバイス。

◆TOSA(Transmitter Optical Sub-Assembly)
光ファイバーシステムで光信号を伝送するためのレーザーダイオードと関連する光学部品を収容しています。

◆ROSA(Receiver Optical Sub-Assembly)
光検出器と光学部品を含む主要要素で光信号を受信して電気信号に戻す役割を担います。

テクダイヤは品質の追求と、光通信業界の進化するニーズや新たな要件に対応する製品・技術の提供を通じて、今後も光通信業界を支え続けていきます!

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受託生産サービス(OEM):テクダイヤ株式会社TECDIA
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