3Hって何?

低粘度材料の3Dプリンティング

低粘度材料の3Dプリンティング
3Dプリンティングの普及で低粘度材料の印刷が増える中、サラサラと流れる素材を精密に造形するのは至難の業。糸引きや炭化物の発生に悩むユーザーの声に、ディスペンサー技術と3Dプリンティング技術を融合したテクダイヤのカスタムノズルが応えました。その技術の秘密に迫ります!

目次

水のようにサラサラな低粘度材料で精密に3Dプリントしたい!
ノズル専門家のテクダイヤが持つノウハウをフル活用
テクダイヤのノズルは、材料を選ばない。低粘度材料でも安定した印刷を実現し量産へ
「3Dプリンター用精密ノズル”kaika"」について

水のようにサラサラな低粘度材料で精密に3Dプリントしたい!

自社で開発した低粘度材料の3Dプリンティングに課題を抱えているお客様よりお問い合わせをいただきました。お客様の課題は以下の3つ。

1. プリンター純正ノズルのリトラクト(引き上げ)の効きが悪く、造形が荒れてしまう。
2. 特殊なインフィル構造を精密に印刷する必要があるため、糸引きを抑えたい。
3. プリンター純正ノズルお尻部分(入力側)と、プリンター機構との間に隙間があり、炭化物が発生してしまう。

量産を視野に入れており、精密な印刷を安定的にできる3Dプリンター用ノズルを探されていました。

ノズル専門家のテクダイヤが持つノウハウをフル活用

半導体製造業界をはじめ、バイオマテリアルプリンティングや医療試薬塗布など、様々な産業用途にオリジナルノズルを提供してきたテクダイヤ。ノズル専門家のノウハウをフル活用し、お客様の課題を解決するカスタムノズルを開発しました。

ノズル先端は、ディスペンサーノズル“ARQUE”の形状を採用。先端端面にはラップ加工を施し、材料の這い上がりと糸引きを抑制しました

ARQUE外観写真と図面

ノズル内部は、3D用精密ノズル“kaika”と同様、30度テーパーを採用。先端内径とテーパー部の繋ぎ目を30度にすることで流動性を高め、高い加工精度で内径表面も滑らかなため、レスポンスの良いスムーズな材料の押し出しを可能にしました



3Dプリンター用精密ノズル”kaika”内部


材料の流動性を高めつつも、リトラクトが効くように、先端内部長さは配管抵抗を考慮した設計に。また、プリンター機構とノズル入力側との隙間が埋まるよう、ノズル形状をカスタマイズしたことで、材料滞留と炭化物発生を抑制しました。

テクダイヤのノズルは、材料を選ばない。低粘度材料でも安定した印刷を実現し量産へ

金属加工と3Dプリンティングを知り尽くした、テクダイヤにしか提供できないノズルの提供で、プリンタ純正ノズルでは不可能だった高精度印刷を実現しました。ホビーユース、産業用途問わず、テクダイヤ製ノズルに切り替えたことで、造形精度の改善に貢献してきた実績があります。プリンタや材料、お客様の抱えている課題に合わせたカスタムノズルの提案も可能です。\ぜひ気軽にお問い合わせください!/

 

「3Dプリンター用精密ノズル”kaika"」について

ディスペンサーノズルメーカーとして世界に高いシェアを持つ、テクダイヤ株式会社の精密機械加工技術を詰め込み開発した、オリジナルの3Dプリンター用精密ノズルです。20211月より一般販売を開始。造形精度にこだわるプロユーザーから大変好評をいただいています。ホビーユースだけでなく産業用3Dプリンティングへも進出中で、バイオマテリアルプリンティング・航空宇宙・自動車等の企業からお問い合わせをいただき、開発品を量産へ導くなど多数実績があります。

3Dプリンター用精密ノズル"kaika":テクダイヤ株式会社TECDIA
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