セラミック界のスラリー沼にはまって20年以上。
粘度が高くて抜けられない。
抜けられないのなら、あきらめて泥人形になろうか。
だれか命を吹き込んで。
セラミックスの性能の優劣を決定する大きな要因として、ボイド(または欠陥、気孔)の存在が挙げられます。
自分の知る限りにおいて、多くのセラミックス製造や開発では、このボイドを減らす、無くすために色々な努力が行われてきました。
ボイドがセラミックスの性能劣化に大きく影響するが、そのボイドはセラミックスを作るうえで避けられない。
ボイドの量はセラミックス製造工程によって発生のしやすさが変わり、また多くの改善方法もある。
しかし、それでも改善は難しく、また改善のためにプロセスを変更するのが難しいこともある。
開発初期の段階でプロセスをよく吟味することが、良い製品を作る近道になる。
安定と変化という視点から、セラミックスの焼結という現象を考える。
水ー氷、水ー水蒸気という身近にある変化とセラミックスの焼結と似た視点が有る事に気づくことが出来る。
難しい理論や学問の多くは、とても身近にある現象を根幹として積み上げられています。
複雑な事象は複雑なまま考えるのではなく、単純な事象の組み合わせで考えて、問題を解いていくことが開発の指針になる。
安定と変化という視点は、その一つの方法なのです。
モノが見えないのではなく、見たいものが判らないだけ。
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