ラップとポリッシュは何が違うの?

弊社は、セラミック製品を製造している会社です。
その一部の工程である研磨についてご紹介したいと思います。

ポリッシュとは?

ポリッシュと聞くと、みなさんはどのよう思われますか?

そうです、磨く、つやを出すと言った鏡面状態をイメージされる方が大半だと思います。

鏡面とは読んで字のごとく、鏡のようなピカピカの面のことを意味します。

ラップとは?

ラップと聞いて、すぐにイメージ出来るでしょうか?

実はラップとは一般的に『加工方法』を意味するため、表面状態を示す言葉ではありません。

しかし、電子・光学部品の分野では、ポリッシュを鏡面、ラップは梨地と認知されているようです。

 

では、梨地とはどのような表面状態なのか?

セラミックと金属では光沢に違いはありますが、ざらざらした質感が梨地です。

この光沢のない、ざらざらした質感が果物の梨に似ていることから、梨地と呼ばれるようになったそうです。

image8         image

これで、表面状態の違いは分かりましたが、一つ疑問が出てきました。

梨地はラップ研磨で加工していますが、鏡面はどのように加工するのか?

実は、鏡面も加工方法は同じでラップ研磨を用います。

砥粒やラップ盤の素材を変えることで、極めて平滑な面が得れ鏡面となります。

ラップとポリッシュを明確に表現するならこうでしょうか。

・ラップ研磨 梨地仕上げ(光沢なし)  英語:Stain Finish

・ラップ研磨 鏡面仕上げ(光沢あり)  英語:Mirror Finish

 

ラップ研磨の基礎知識 (セラミック)

砥粒と加工液を配合したスラリーを使用する湿式ラップ図(a)では、砥粒がラップ盤とワークの間を転動します。

その時、砥粒先端が押し込まれるとワーク表面が脆性破壊を起こし、加工が進行します。

一方、乾式ラップ図(b)は、砥粒がラップ盤に半固定化され、引っかき痕を起こすことで加工が進行します。

図1

ラップ研磨だけでも種類があり、その他にもいろいろな加工方法はあります。

セラミックを加工する場合は、その材質の影響を受け易いため、

目的にあった加工方法をいろいろ試して見て下さい。

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