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フィリピンのお金

フィリピンのお金
現在、私はフィリピンで生活していますが、生活していく上で「お金」は欠かせないものです。
そこで今回はフィリピンのお金にまつわる話をしたいと思います。

【目次】

フィリピンの通貨について

新1000ペソ紙幣の登場、折り目が付くと使えない!?

さいごに

フィリピンの通貨

フィリピンの通貨名(基本単位)はペソと呼ばれ、通貨記号は₱で国際通貨コードはPHPです。日本円は¥とJPYですね。紙幣は1000、500、200、100、50、20ペソの6種類あり、硬貨は20、10、5、1ペソと1ペソ以下の25、10、5、1センタボがあり硬貨は8種類あります。

現在20ペソは紙幣と硬貨の両方が流通していて、20ペソ紙幣は徐々に市場から回収されるみたいです。海外では2の付く通貨が流通していますが、ここフィリピンでも200ペソと20ペソがあります。200ペソ札は2010年12月頃に発行されたのですが、私は数回しか手にしたことがないので、あまり流通していないように思います。200ペソ札は使いづらいので直ぐに使うようにしています。

1ペソ以下の硬貨センタボは、日本円では銭にあたるものですが、値札にもP68.40の様に小数点以下として表示されています。ペソとセンタボの硬貨ですが、前述のとおり全部で8種類もあるため支払いの度に使っていかないと財布の小銭入れがパンパンに溢れかえってしまうので、私は常に使うことを心がけていますが、フィリピン人がセンタボを使っているところはほとんど見かけません。それもこちらが支払うときに持っていなければ「無ければいいよ」とか、お釣りも無ければ省略されたりして結構適当に扱われている通貨になっています。

センタボを笑うものはセンタボに泣くかも・・・

 

新1000ペソ紙幣の登場、折り目が付くと使えない!?


2022年4月から流通が開始されていたみたいですが、私の手元になかなか回ってこないなぁと思っていたところ、先日上司から新1000ペソ手に入れたからということで交換して頂きました。

これが実物です。



これまで紙幣の表面は全てフィリピンの国民的英雄の肖像、裏面にはフィリピン固有の生き物や世界遺産が印刷されていましたが、新1000ペソの表面はフィリピン鷹(フィリピンの国鳥、絶滅危惧種)に変更されたため、各方面からは“なんで鷹やねん!”と批判もあったみたいです(笑)私も表面は英雄にして裏面に鷹を印刷すれば良かったのにと思いました。

また、今回から紙幣の素材が紙からポリマー製(プラスチック製)に変更され、公衆衛生、偽造防止、耐久性、費用対効果の面で優れているとの事で特に公衆衛生と耐久性については私も“おっ、ええやん”って思いましたが、ポリマー製に変更されたことによる使用上の注意が国内で話題になっていました。それは新紙幣は折り曲げるなと・・・折り曲げると使えなくなると政府が発表したみたいで、そんなことあんの?と現地スタッフに聞いてみたらその通りだと・・・そう、あるんです!!笑

二つ折り財布や小さな財布は使えないし、長財布持たないといけないし、最も現地の人は財布を持たない人が多いのでポケットに突っ込むことも出来ないので、とても使いづらい紙幣になっています・・・

 

さいごに


スーパーマーケットやコンビニなどで支払いに高額紙幣を使うとレジの人が偽札かどうか目視で確認されることがある(そもそも目視で分かるの?)のですが、新1000ペソについては折り目がついてないか確認されると思います。政府は折り目が付いていても問題なく使用できると表明しているみたいですが、折り目の基準も個人では分からないので、お店の方に使うのを断られる可能性もあると思い、せっかく上司に交換してもらった新1000ペソですが、既に私の手元からフィリピン鷹のように力強く飛び立ちました。笑