メーカーを悩ませる、ばらつき、不良品、生産トラブルについて。
こんにちは。品質保証部のたまごです。
品質保証の悩みトップ3としては、「ばらつき」「クレーム(不良品)」「生産トラブル」が多くを占めるのではないでしょうか。
これらは弊社においてももちろんそうですが、お付き合いさせていただいている取引先の皆様、
お客様も含め、すべてに影響するやっかいものです。
もちろん不良品0ですべて同じ品質のものだけを作る…というのが理想です。
ですが、トラブルというのは予想ができないからこそトラブル。
弊社に限らす、製造現場は悩みがつきません。
ばらつきを表す単位に、「σ:標準偏差」というのがありますが、
このσ(読み方:シグマ)というのはギリシャ文字です。
とある人の話では、ギリシャ文字は神の値ということで、
”ばらつきは神のみぞ知る値である” …と言われているとか、いないとか。
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以前、社外セミナーで他社様の品質保証部・技術部の大先輩方とお話しさせていただく機会があり、
「品質保証」という仕事について話し合ったことがあります。
品質保証の求められるレベルや厳しさに関しては、正直に言って、食品業・車・医療業界がやはり頭一つ抜けていました。
なぜなら、上記の業界は、1つのミスが人命を奪うこともある世界だからです。
特にショックをうけたエピソードが、医療業界の方のエピソードです。
体内に入れるための医療製品で不良が起きてしまい、取引先から
「今回の不良で人が死ぬぞ。どう責任をとるつもりだ」
と言われたという話。
人命がかかっているプレッシャーで、毎日眠れないとおっしゃっていました。
どの業界であっても、品質保証は最後のかなめ。
気を引き締めて、仕事をしていきたいと思います。
品質保証部 たまご