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ビジネスに於ける決断力の養い方

ビジネスに於ける決断力の養い方
今回はビジネスに於ける決断力ってどうやって身に付けたら良いのだろうか、色々調べたことを記載したいと思います。

1.ビジネスに於ける決断力とは

2.決断力を身に付けるための2つの思考法

3.目標を達成するための決断方法

1.ビジネスに於ける決断力とは   

決断力は1つの能力として捉えられていますが、実は決断を下すという行為は3つの要素で構成されています。

決断力とはそれぞれの要素に必要な能力を「統合した力」であると考えられます。

 

決断力を構成する能力(1):思考能力

冷静な判断に基づいた論理的な答えと自分自身の意思決定、そして判断材料がない不確実な部分のリスクや可能性を全て踏まえた上で、最善の結果が得られるかどうかを検討する高い思考能力は、決断するためには必須の能力です。

 

決断力を構成する能力(2):状況把握能力

ベストなタイミングで決断を下すということも重要。決断を迫られたときの状況によって、瞬時に答えを出さなければいけないときもあれば、じっくりと検討したほうが良い結果につながるときもあり、そのタイミングを見極めるためには、周囲の状況を正確に把握する能力が求めらる。

 

決断力を構成する能力(3):責任能力

決断とは、答えを出したらそれで終わりというわけではなく、個人の意思が影響する決断という行為には必ず責任が生じます。

決断を下した後の行動や結果に対して責任を持つことは、決断をする上で欠かせない能力です。

2.決断力を身に付けるための2つの思考法

(1)決断しないことに対するリスクを考える

決断を迫られるときというのは、現状の問題を改善するために変化が求められている状況であると捉えることもできます。

しかし、決断できない人は変化に伴うリスクばかりを考えてしまうため、現状維持が最善だという結論に達してしまい、決断を避けようとするのです。

そんなときは、決断しないことに対するリスクを考えてみましょう。

小さな問題だと思っていたことが、放置することで修復できないほど大きな問題へと発展してしまう可能性もあるはずです。

さらに言えば、決断を下さないというのも1つの決断であり、たとえ何もしなかったとしても責任は生じているのです。

現状維持によるリスクを重要視することができれば、決断することのメリットを認識できるようになるでしょう。

 

(2)論理的な思考でポジティブな感情を引き出す

決断力を身に付けるためには、論理的な思考と感情のバランスが取れていることが重要です。

自信がない、責任を負いたくないなどの理由で決断できないときは、感情の中でも特にネガティブな感情が先立っている状態なので、論理的な思考に意識を向けて

感情とのバランスを保つことを心掛けましょう。

思考によって自信や情熱の根拠となる答えを見つけることができれば、「自分の決断は正しいんだ!」、「リスクはあっても挑戦したい!」というポジティブな感情を

引き出すことができるでしょう。

 

 

 

3.目標を達成するための決断方法

例えば「作業効率を改善してほしい」というような任務を課された場合、作業効率アップが目標になりますが、どのような方法で作業効率を上げるのか、どの程度の効率アップを目指すのか、

いつまでに達成するのかなど、1つ1つの工程に決断の連続が必要になるため、1つづつ問題をクリアにして行きましょう。

(1)目標達成の期限を設定する

目標達成にまつわる様々な決断の中で、最初に決めなければいけないのが目標達成の期限です。

期限のない目標はいつまでたっても達成することはできず、いつまでに目標を達成するのかというゴールがあるからこそ、そこから逆算してプランを立てることができます。

(2)選択肢を3つ作る

1.大きな効果は期待できないが容易に実行できるもの

2.ある程度の効果は見込めるが多少のリスクを伴うもの

3.大きな効果は見込めるが実現困難なもの

上記の様に、明確な難易度の差をつけて作りましょう。

(3)選択肢ごとの結果を予測する

3つの選択肢を設定したら、それぞれの選択肢によってもたらされる結果を予測してみましょう。

例に挙げた作業効率アップという目標の場合、施策が異なれば当然期待できる改善率も異なります。

どの程度の効果が得られるのか、それによって状況はどのように変化するのかということを、それぞれの選択肢ごとに予測しましょう。

ここではなるべく良いイメージを膨らませて、最終的な決断をする前にポジティブな気持ちを高めることが大切です。

(4)決断するためだけの時間を確保する

仕事や日常生活の合間に取り留めなく考えているだけでは、大きな決断を下すことはできません。

最終的な決断をする段階になったら、どの選択肢を選ぶかということだけを考える時間を確保してください。

上記で記載した『決断力を身に付けるための2つの思考法』をしっかりと検討し、納得の行く決断をしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

最後に

決断力を身に付けるためには論理的思考とポジティブな感情のバランスが重要だと考えられます。

他にも、判断材料になる情報を収集する、小さな決断を積み重ねる、日頃から自由な発想を意識するなど、色々な方法があるため、自発的に動いて行くことが大切だと思いました。

テクダイヤでは、自分の意見を積極的に相談または発言出来る上司、同僚、後輩が居いるため、失敗を恐れずに爆速トルネードで目標達成へ向かって行く決断力を養って行きたいと思います。