「近い将来、人間寿命の常識が覆るかもしれない」と世界中から注目を集める再生医療。 テクダイヤは、耳や鼻、腎臓、膀胱などの人間の臓器を3Dプリンティングで生成する「バイオマテリアル・プリンティング」技術を支えています。
1)3Dプリンティングとは
2)3Dプリンティングのタイプ
3)身近になった3Dプリンティング
4)テクダイヤが支える3Dプリンティング
3Dプリンティングとは
3Dプリンティングとは立体物を表すデータをもとに、樹脂を加工して造形する技術。
3Dプリンタの第1次ブームは2000年頃。その後、3DプリンタがIT業界で爆発的ブームを迎えたのは2013年。以降、2014年はウェアラブル、2015年はIoTやドローン、ロボット、インダストリー4.0といったキーワードが続く。2016年以降はIoTは継続し、自動運転やディープラーニングといった人工知能(AI)が業界を賑わし、3Dプリンティングのブームは停滞気味という声もあるが、機器の精度向上や低価格化により、趣味の分野、ものづくりの分野へと利用は確実に広がりを見せています。
引用;clnet Japan(https://japan.cnet.com/article/35079357/)
3Dプリンティングのタイプ
3Dプリンティング技術には複数のタイプが存在し、主要なタイプは以下5種類です。
①熱溶解積層法(FDM)
溶けた樹脂を押し出しながら積層する方式
②光造形法
レーザー光線を使って樹脂の表面に部品の断面を描き硬化させる方式
3Dプリンターの初期からある方式で、最も実績があり信頼性が高い
③粉末焼結積層造形法
粉末状の材料にレーザー光線をあてて焼結させて各層を硬化させていく方法
④石膏3Dプリンター
石膏粉末の薄い層の上をインクジェットヘッドによる微小な水滴噴射で固形化する方法
⑤インクジェット方式
紫外線硬化性の樹脂を高解像度で噴射し、樹脂を紫外線で固めながら積層していく方法
参考;
https://shade3d.jp/training/1/1.html
身近になった3Dプリンティング
3Dプリンティングは私たちの身近なところまできています。もともと工業製品の試作段階におけるデザインの確認などで用いられていましたが、素材の広がりや3Dプリンタの低価格化により、高度な産業利用の他、手軽にものづくりを可能にする画期的な手法として、一般への利用も広がりつつあります。
例えば、米国のスタートアップ「
feetz」は、専用アプリでスマホで自分の足を撮影し、素材とデザインを選択するだけで自分にピッタリな靴を3Dプリンティングで仕立ててくれるサービスです。また、「
Electroloom」では、繊維業界の常識を覆すべく、裁断の必要のない衣類を3Dプリンティングで実現しました。
引用;feetz(
https://www.feetz.com/)Electroloom(
http://www.electroloom.com/)
テクダイヤが支える3Dプリンティング
テクダイヤは、耳や鼻、腎臓、膀胱などの人間の臓器を3Dプリンティングで生成する「バイオマテリアル・プリンティング」技術を支えています。
テクダイヤと共同開発を行ったウェイクフォレスト大学は人工臓器を3D印刷で製造する際に使用する、バイオマテリアルと細胞の最適なディスペンシング・システムを探していました。バイオマテリアルや細胞のディスペンシングでは人間の臓器を忠実に再現するためかなり細かい部分までを高精度で正確に印刷する必要があります。数々のチャレンジを繰り返した後にウェイクフォレスト大学が出会ったのが、テクダイヤでした。
テクダイヤでは、高い切削技術を活かし先端内径10µmのディスペンサーノズルを開発。このノズルを3Dプリンターの先端に搭載することにより、解像度の高い微細な印刷を可能しました。先端10µmのプリント用ノズルを製作できる高い切削技術と、バイオマテリアル・プリンティングに適したシステム開発技術でお客様に評価をいただく結果となりました。
[embed]https://www.youtube.com/watch?v=SZGsQocMS8Y[/embed]
https://www.youtube.com/watch?v=SZGsQocMS8Y
テクダイヤはこれからもテクノロジーで社会に貢献し続けます。
《おススメ人気記事》