私はテクダイヤに新卒で入社し、今年2年目になります。1年間営業部でお世話になり、現在管理部の一員として生産管理に携わっています。
まだまだ社会人としてもひよっこですし、生産管理について勉強した事が無いため、毎日知らない単語とSay Helloしているわけなのですが、困るのが会話の意味が全く分からないときです。
メーカーで働く方必見、自社の生産形態はご存知ですか??
先日、社外の方と打合せをしている時にこんな会話がありました。
社外の方:「御社の生産形態は何でしょうか?」
上司:「メインの製品はBTOで、そのほかにもMTSやMTOもありますね。」
私:「???」
この時の私の頭の中は大量の「?」のみでした。。。。
生産形態とは、「製品の生産の仕方」のことで、上記の会話では「受注」と「生産のタイミング」による分類の話でした。
お客様からの「納期」「受注から納期までのリードタイム」「製造するタイミング」「生産リードタイム」などによって次のように分けられます。
- ETO(Engineer To Order)
- DTO(Design To Order)
- MTO(Make to Order)
- ATO(Assemble To Order)
- BTO(Build To Order)
- CTO(Configure To Order)
- MTS(Make To Stock)
はい、出ましたね。単語の頭文字を取って呼ぶおなじみの手法。
並べても、頭に入るわけではないので一つ一つ理解してきたいと思います。
ETO(Engineer To Order)
これは、受注を受けてからすべて設計と製造をし始めるという事です。
納品までに時間はかかりますが、必ず売れるものを一から製造するため不要な在庫を持つことはありません。
カレーライスのお店で例えると、お客さんの要望どおりに野菜の切り方や、煮込み時間、調味料の配合など、全レシピを考えてから材料を調達し、調理、提供する形です。
もちろん提供まで時間がかかり、価格も上がりそうです。
納品までに時間はかかりますが、必ず売れるものを一から製造するため不要な在庫を持つことはありません。
カレーライスのお店で例えると、お客さんの要望どおりに野菜の切り方や、煮込み時間、調味料の配合など、全レシピを考えてから材料を調達し、調理、提供する形です。
もちろん提供まで時間がかかり、価格も上がりそうです。
DTO(Design To Order)
これは個別でカスタムデザインをし受注を受けてから生産します。
ETOとは少し違って、0からではなく基本的な設計のベースはありますが、個別のカスタマイズが入ります。
こちらも受注を受けてから製造しますので、在庫は発生しません。
こちらは基本的なレシピはあるけれど、調味料や、調理時間を工夫したり、、お客さんごとにカスタムしたれレシピ作成して、調達、調理、提供するイメージです。ETOと変わらず提供まで時間がかかります。
ETOとは少し違って、0からではなく基本的な設計のベースはありますが、個別のカスタマイズが入ります。
こちらも受注を受けてから製造しますので、在庫は発生しません。
こちらは基本的なレシピはあるけれど、調味料や、調理時間を工夫したり、、お客さんごとにカスタムしたれレシピ作成して、調達、調理、提供するイメージです。ETOと変わらず提供まで時間がかかります。
MTO(Make To Order)
受注をしてから生産になるのですが、すでに設計や仕様が決定されている物を繰り返し生産することです。
レシピが決まっているメニューから好きなカレーをお客さんに選択してもらい、その後調達、調理、提供をするイメージです。
ETO、DTO、MTOは受注生産ですが、その中では一番提供までの時間は短いですね。
レシピが決まっているメニューから好きなカレーをお客さんに選択してもらい、その後調達、調理、提供をするイメージです。
ETO、DTO、MTOは受注生産ですが、その中では一番提供までの時間は短いですね。
ATO(Assemble To Order)/ BTO(Build To Order)/ CTO(Configure To Order)
これらは同じ意味でつかわれる事が多く、部品やアッセンブリなどの中間品・半製品を見込み生産しておき、受注が入ってから組み立てるケースです。
ルーもご飯もトッピングも全て作っておいて、お客さんの注文に合わせて盛り付けます。
提供まで早く、盛り付け方、追加のトッピングのようなカスタマイズぐらいだったらできます。
しかし、どれだけの量のルーやごはんを作っておくか考えなければ余ってしまう可能性があります。
受注生産(ETO、DTO、MTO)よりも格段とスピードが上がりますが、その分予測と計画が大切になってきますね。
ルーもご飯もトッピングも全て作っておいて、お客さんの注文に合わせて盛り付けます。
提供まで早く、盛り付け方、追加のトッピングのようなカスタマイズぐらいだったらできます。
しかし、どれだけの量のルーやごはんを作っておくか考えなければ余ってしまう可能性があります。
受注生産(ETO、DTO、MTO)よりも格段とスピードが上がりますが、その分予測と計画が大切になってきますね。
MTS(Make To Stock)
最後は完成品を見込み生産する方法です。もちろんお客さまへ提供するリードタイムは最短になります。
しかし、作りすぎてしまうと不要な在庫となってしまう可能性が一番高いため需要の予測が重要です。
カレーを盛り付けるまで完成させておき、お客さんの注文が来たらすぐに提供するという形です。
店頭販売のようなイメージですね。
同じものをまとめて生産出来るので価格も下がりますが、その分売れ残りのリスクもあります。
まとめ
受注生産 ETO、DTO、MTO
→カスタマイズでお客さんが欲しいものぴったりだしほしい数だけ作れるけど、時間とお金が必要
見込生産 ATO、BTO、CTO、MTS
→お客さんに届くまでのスピードが速く価格も抑えられるけど、カスタマイズは聞けなくて在庫のリスク有
トレードオフすぎる!!
いいとこどりは難しいので、そういう時はお客さんが本当に求めているものは何か、市場が求めていることは何かを考えたいえたいですね。
しかし、作りすぎてしまうと不要な在庫となってしまう可能性が一番高いため需要の予測が重要です。
カレーを盛り付けるまで完成させておき、お客さんの注文が来たらすぐに提供するという形です。
店頭販売のようなイメージですね。
同じものをまとめて生産出来るので価格も下がりますが、その分売れ残りのリスクもあります。
まとめ
受注生産 ETO、DTO、MTO
→カスタマイズでお客さんが欲しいものぴったりだしほしい数だけ作れるけど、時間とお金が必要
見込生産 ATO、BTO、CTO、MTS
→お客さんに届くまでのスピードが速く価格も抑えられるけど、カスタマイズは聞けなくて在庫のリスク有
トレードオフすぎる!!
いいとこどりは難しいので、そういう時はお客さんが本当に求めているものは何か、市場が求めていることは何かを考えたいえたいですね。