テクダイヤ社長の3Dプリンティング奮闘記#2
テクダイヤオリジナル3Dプリンティング用ノズル"kaika"で、TPU(弾性樹脂フィラメント)の印刷に初挑戦!
盆にも関わらず、コロナ理由で帰省できない新人。
「家族寂しがってるでしょ?」と聞けば、
「はい…でもテクダイヤのSNSで楽しんでます!!」
「え?俺のSNSも見てる???」
「見てます見てます!!シャチョースマホケース欲しいって言ってます!」
よし、それなら寂しがってる新人母ちゃんのために、俺が3Dプリントしちゃる!!
3Dプリンティングを始めて、PLA(ポリ乳酸フィラメント)は大体わかった(つもり)。
今まで挑戦したことないTPU(弾性樹脂フィラメント)にトライする意義はできた。
社員の親御さんを喜ばせる → 意義より大儀じゃないか?
大義があると俺は燃えるんだ、いざ!!!
余談、シャチョースマホケースとは…
6月に開催したイベント「シャチョーチャレンジ」に
kaikaユーザー(通称カイカーズ)が応募してくれた作品!
じゃーん
気に入って印刷しまくってます、アザス!!!
詳細は以下ブログから
社長モデルを印刷して、オリジナルkaikaをゲットしよう!(イベント終了) | kaika shop【テクダイヤ株式会社】 (kaika-tecdia.com)
シャチョーチャレンジ結果発表 ~オリジナルkaikaノズルは誰の手に⁉~ | kaika shop【テクダイヤ株式会社】 (kaika-tecdia.com)
シャチョーチャレンジ作品集 | kaika shop【テクダイヤ株式会社】 (kaika-tecdia.com)
キレイな半透明紫色のTPUを購入し、いざ挑戦!!!
燃えて一発目。いつも通り条件設定はさておき、ぶっつけ本番でw
まずはやってみよう!!
失敗から学ぶタイプですw(昭和体育会)
設定は以下の通り。
ノズル kaika604 (0.4㎜径)
レイヤー高さ 0.2㎜
ライン幅 0.4㎜
温度 210℃ (推奨温度 200-230℃)
インフィル 20%
インフィル形状 ジャイロイド
印刷速度 50㎜/s
◁ ジャイロイド構造
しばらく経って出来上がりを見に行くと、顔がない!?
「カオナシ」シャチョーの出来上がりw
初回は安定の失敗。まあこんなもんだw
早速「カオナシ」ツイート。
カイカーズに泣きつきながら、様々アドバイスをもらいました。
【アドバイス】
- インフィル接合を✓する
- リトラクションをゼロにする
- フロー80%程度に抑えるのもあり
- 印刷速度はゆっくり目で
- ジャイロ移行が難しいなら、スライサーソフトで5°傾けて
1. インフィル接合を✓する
言われた通りにチェック!!
2. リトラクションをゼロにする
リトラクション(引き戻し)をゼロにして、フィラメントの抜き差しで
エクストルーダにTPUが絡まったり、グミのように粘性のあるTPUが
ノズル内で余計な動きをしないことを願いました。
3. フロー80%程度に抑えるのもあり
試さなかったので、次回持ち越し。
4. 印刷速度はゆっくり目で
皆さん速度は落とされているようです。
ググってもみて、さまざまな記述の平均値をとって15㎜/sにしました。
5. スライサーソフトで5°傾けて
今回は実行に至らず。このノウハウも次回持ち越しです。
「
インフィルに移行する時、うまく接合しない場合は5°傾ける」
ネットでは見つけられなかった、カイカーズらしいアドバイスだと思いました。
定まった印刷条件は下記
ノズル kaika604 (0.4㎜径)
レイヤー高さ 0.2㎜
ライン幅 0.4㎜
温度 210℃ (推奨温度 200-230℃)
インフィル 20%
インフィル形状 ジャイロイド
インフィル接合 ✓
リトラクション ✓外す
印刷速度 15㎜/s
結果 → 見事に
完走!!!
けど、なんか違う…
これ芋羊羹じゃん!!!
色はくすんでるし、カチカチだし…
これでは新人ママは嬉しくない!!
すっきり綺麗で、
プニプニ柔らかいシャチョースマホケースを作りたい!!
ということで、
すっきりプニプニへのチャレンジは続く…