こんにちは。先週末スタバで2021クリスマス限定マグカップを購入した調達2年目のキィニュイです。
この季節になると、街中がクリスマス仕様で、会社でもよくホリデーの予定の話をしますが、今日はそんなおめでたいクリスマス&年末年始の部材調達事情を少し話してみたいと思います。
グローバルメーカーのクリスマス~部材調達編
気が早いクリスマス
ご存知の通り、テクダイヤはグローバルメーカーです。アメリカ、アジアに販売拠点を置いており、フィリピンのセブ島に量産工場があります。
テクダイヤの調達グループは、フィリピンに部材を輸出する役割を担っています。
なぜクリスマスや年末年始に特別な準備をしなければいけないかというと、輸送・生産が共に止まってしまうからです。
フィリピンはクリスマスをとても大切にしているので、祝日まで待たずに休みを取るスタッフがたくさんいます。そのため、12/20前後になれば、当局の通関スタッフもテクダイヤの工場スタッフも集まらないことが想定されます。
通関、受け取りができない時期に物が届くと、さまざまなリスクが生じるので避けたいです。ということは、フィリピンへの最終到着可能日から日本側の最終出荷可能日、最終入庫可能日を逆算する必要があります。
新型コロナウイルスの影響で、輸送期間が従来の何倍もかかります。さらに、そもそも部材の納期が数ヶ月もかかるものもあるため、先手先手で対策を練る必要があります。
その結果、なんと調達グループのクリスマスシーズンは、10月の頭から始まっています。笑
他部署・外部への情報共有
量産は安全在庫を常に保有しているため、購買計画の対策をすれば生産スケジュールに影響は出ないですが、部材調達・輸出入は意外なところで様々なところに影響を与えてしまいます。
例えば、技術主導の開発案件のサンプルや、営業・品証主導の部材変更案件。
いつもより部材輸送に時間がかかることを周知しないと、ほかの部署はお客様に実現できないスケジュールを提出することになってしまいます。
また、事前に仕入れ先に連絡しないと、唐突に入庫受付していない期間に納品されることもあります。
1年目の時は、先を読み切れずクリスマスに焦った思い出があり、「来年はもっと賢く動きたい」という悔しい気持ちで対策を考えました。今年はその効果を期待してリラックスしてクリスマスを過ごしたいです。笑
調達の仕事はあまりイメージできない職種かなと思うので、ぜひ参考にしていただければと思います。
それでは、今年最後の1か月、一緒に頑張りましょう~!
メリークリスマス!(^O^)/