理系院生の体験談はWEB上にそれなりの数が見つかるのですが、生物系の院生の体験談は少ないのかなと感じています。その中のひとつとして、何かの助けになれば幸いです。
生物系院生がメーカーに内定をもらうまで

理系院生の体験談はWEB上にそれなりの数が見つかるのですが、生物系の院生の体験談は少ないのかなと感じています。その中のひとつとして、何かの助けになれば幸いです。
こんにちは。新卒ぴかぴかの一年目です。
就活は人によって方向が異なり、何を参考にすればいいのか悩むことも多いと思います。
いろいろある就活の中の一つの例として、自分の就活を振り返ってみます。
就活をはじめたときの私の環境は、以下のようなものでした。
・国立理系大学院生(生物系)
・外部の研究所で研究生を行っていたため、周囲からの情報は少なめ
・英語がちょっと得意だけど、それ以外に特徴なし
・もともといた専攻分野は狭め
理系とはいえ、生物系は工学や数字に強いわけではありません(もちろん強い人もいます)。アカデミックな世界や科学的な考え方には触れていますが、理系として期待されていることに応えられるかは微妙なところです。そこで私は、自分の専門分野、そして理系という枠から離れる決断をし、視野を狭めないで広い世界を見よう、と決めました。
これをうけて、当時の自分の就活の方向としては、
・自分の専攻に関連していなくてもよい(絞ると狭き門すぎる)
・ものづくりに関わりたい
・東京23区内の勤務がいい(趣味である観劇を続けたい)
・海外に関わりたい(広いマーケットがあるほうが面白そう)
というものでした。大枠ですね。
そんな路線で企業を見ていくなか、テクダイヤに出会い、広告のキラキラさと扱う製品の硬さのギャップに興味を惹かれてエントリーし、面接まで進みました。
1次、2次面接のあと、私は最終面接を2回行っています。そのときにカギとなったのが、元の専攻分野への未練でした。修士2年生だった私にとって、就職は博士課程に行かないこと、研究者にならないことを意味していました。そのことが、心のどこかでずっと受け入れられずにいたのです。1回目でその点を突かれた私はうまく答えることができず、1回目の挑戦はそこで終わりました。
社長から再挑戦の権利をいただいた私は、その後そのことについて向き合い、自分の就活の軸について、テクダイヤはそれをどう満たしているのか、自分のなりたい姿について、一週間ずっと考え続けました。
自分の思考を整理するために紙に書き出し、なるべく論理的に話せるよう準備して向かい、その結果無事に内定をいただくことができました。
大学院生が就活にむかう理由は人それぞれだとは思うのですが、このタイミングで将来についてしっかり突き詰めて考えられたことは、今後の人生においても役に立つのではと考えています。
就活は人生の大きな転機です。等身大の自分で、気負いすぎず、頑張ってください。